わかりやすいインターフェースと使いやすいサウンドで人気のインストゥルメント【Addictive Keys】(レビュー記事はこちら)や【Addictive Drum】で知られるスウェーデンのデベロッパー XLN Audio ですが、実はエフェクト・プラグインも優秀です!
というわけで、今回はそんなXLN Audioの、色々なモジュールを使ってトラックにヴィンテージなテイストを加えることができるエフェクト・プラグイン【RC-20 Retro Color】を紹介したいと思います。
私のお気に入りプラグインの1つです!
持っているとめちゃくちゃ重宝するプラグインですよ〜
わからない用語がありましたらこちらのサイトが便利です!
目次
RC-20 Retro Color の特徴と機能紹介
RC-20は6つのエフェクト・モジュールとマスターセクションを持つプラグインです。
モジュール紹介
レコードのプチプチ音やカセットのヒスノイズなど、色々なノイズを加えることができるモジュールです。

Big MuffらしきものやJUPITER-8らしきもののホワイトノイズなど、種類も豊富です。

うっすら加えてトラックにアナログな質感を加えても良いし、入力でトリガーすることもできますのでドラムに加えたりエフェクティブに使ったりするのもアリです!
ピッチの変調を加えるモジュールです。


テープレコーダー的な質感から美しいステレオコーラスまで、色々できます。
ディストーションですね。


こちらはなんといっても、周波数の好きな範囲を狙って歪ませることができるフォーカスフィルターが使いやすくて便利です!
サンプリングレートやビット深度を下げることができるモジュールです。


こちらにもフォーカス・フィルターが付いていますので、トップだけうっすら落として落ち着いたサウンドにしたり、ミッドだけやばいビットクラッシャーかけたりといったことができます。
リバーブ/レゾネーターのモジュールです。

軽くアンビエンスを加えたり、普通にリバーブとして残響を加えたり、音源を選ばずに使えるシンプルだけど気の利いたモジュールです。

フォーカスフィルターもありますので、ローやハイをスルーさせたい場合もバッチリ対応できます。
古くなった磁気テープの特徴的な現象を再現するモジュールです。


ちょっと味がある感じにかけるもよし、ガッタガタにするもよし。
Big KnobとFLUX
各モジュールに付いているビッグノブとFLUXスライダーは、それぞれのモジュールごとにカスタマイズされていて音作りの幅を広げてくれます。
ビッグノブはDRY/WETだったりボリュームだったりモジュールによって違いますが、なんとなくAMOUNTやDEPTH的なイメージで使えばOKです。
FLUXエンジンはエフェクトにナチュラルな揺らぎやワイルドな効果などを加えることができる機能で、これがあると無いとではかなり違います。
マスターセクション

入出力それぞれのゲインコントロールと、オン/オフできるEQがついています。
EQはハイパスとローパスフィルター、TILTとMIDを切り替えられるトーンノブの2つで最終的な音質を簡単に調整できます。
参考動画
こちらのデモソングの中間以降でメインのシンセにRC-20をかけています。
まとめ
ちょっとした味付けから大胆な音色変化まで、「なんか足りないな〜」とか「ちょっと違うな〜」といった時全般で大活躍するエフェクト・プラグインです。
私はシンセにかけることが多いですが、生楽器にかけてレコーディングの質感を調整したりするのもアリですね。
バストラックにかけてトーンを調整したりまとまり感を出したり、エフェクティブに使ったりしても面白いと思います。
このようにアイデア次第で色々な使い方ができますし、音源ソースも問わず使えますので超オススメです!
ぜひお試しください!
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