今回紹介するのはujamのフィニッシャー・シリーズ最新作【Finisher BOOST】です!
BOOSTは、超簡単な操作でかっこいいトランジション・エフェクトを作成することができるマルチエフェクト・プラグインです。
複数のエフェクト、複数のトラックに渡った効果は1から作ると結構時間かかりますが、Boostを使えば2、3個のツマミをいじるだけでエレクトロニック系の曲でよく聴くようなエフェクトを作れちゃいますよ!
わからない用語がありましたらこちらのサイトが便利です!
目次
Finisher シリーズ
UjamのFinisherシリーズは、シンプル&イージーなGUIで様々なエフェクト処理が実行される、インスタント・マルチエフェクト・プロセッサー的なプラグインです。簡単な操作でそれぞれのフィニッシャーのコンセプトに沿ったサウンドにしてくれますよ!
要は、「いい感じにエフェクト組んでマクロを設定しておいたよ」みたいなイメージでOK。
ちなみに、Finisherシリーズのラインナップはこんな感じです。
どれも基本的なUIは全部同じですので、どれか一つ使ったことがあれば(なくても)他のもすんなり使えると思います。
Finisher BOOST の特徴と機能紹介
こんな感じのトランジション・エフェクトを秒で、は流石に言い過ぎですが数分あれば作れちゃいますよ!
使い方
基本的な使い方は以下のような流れになります。
- 変化をつけたいトラックにBOOSTをインサート。
- プリセットもしくはカテゴリーのモードから好みのエフェクトを選んで、
- 各ノブでかかり方を調整。
- かけたいセクションだけBOOSTのオン/オフ(必要なら他のノブも)をオートメーションで描く。

BOOSTは60種類以上ものエフェクセットが用意されています。
各モードはピッチシフター、フィルター、リバーブなどあらゆる種類のエフェクトの組み合わせで構成されていますので、よく聴く定番のエフェクトは大体できると思って大丈夫です。

用途別に整理されていますので選びやすいです。

- Loop・・・トランジションFXの(4小節かけて上がるとか8小節かけて下がるとか)長さ。マニュアルにするとオートメーションで自由に動かせます。
- Beat・・・最大化されるポイントを変更できます。デフォルトの1:1だと小節頭。4拍目にピークを持ってきてブレイクしたい時などに活用できるノブです。
- Finisher・・・最大時のエフェクト全体の深さをコントロールできます。ちょっとかかりすぎかなと思ったらこちらで調節。
- Vari 2、3コントロール・・・選んだモードによって割り当てられるものが変わってきます。
どのモードもある程度複合的なエフェクトになっていますが、よりシンプルにしたりより派手にしたり、エフェクトの度合いもあっさりからコッテリまで、2つのVariノブとFinisherノブで調整できます。

選んだモードによってマクロに何のエフェクトが割り当てられるか分かりませんので、細かいこと考えずにとりあえずグリグリ動かしてみるという直感的な使い方が正解だと思います。
参考動画
まとめ
トランジションFXを作る簡単な方法といえば、「そういうサンプル」を使ってしまうか、Devious Machineの【Infiltrator】やCableguysの【Shaper Box】のようなマルチエフェクトのプリセットを利用したりするのがおすすめです。
が、「みんなと同じじゃやだ」とこだわろうと思うと、結局サンプルもストレッチやピッチ合わせ、エフェクトで馴染ませたりとそれなりに手間がかかりますし、マルチ・エフェクトもオートメーションを沢山かく羽目になったりして、「あれ?1から作った方が早かったんじゃ?」になったりすることもしばしば。
今回紹介したBOOSTもマルチエフェクトであることに変わりはありませんが、一つ一つのエフェクトを細かく設定することは良くも悪くもできませんので、素早く時短でトランジションFXを作りたいけどオリジナリティも出したいという「ちょいこだわり派」に最適の選択だと思います!
ぜひ、お試しください!
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