リバーブが苦手な人にもオススメ！あのLexicon480Lのサウンドをお手軽に使用できるRelab【LX480 Essentials】レビュー

みんなのあこがれレキシコン。

と言っても色々ありますが、今回紹介するのは今でも人気の４８０LをRelab Developmentがエミュレートした【LX480 Dual-Engine Reverb V4】のお手軽版的なものです。

これが良い感じに４８０Lの美味しいところを取り出していまして、リバーブ初心者からとりあえず素早く音を決めたい玄人まで色々と活躍してくれそうなプラグインですので紹介したいと思います。

参考

DTM用語集（11/1更新）

サンレコ 〜音楽制作と音響のすべてを届けるメディア

Lexicon480Lとは？

Lexicon 480Lは１９８６年に登場して以来、世界中のトッププロデューサーやエンジニアに重宝されてきたリバーブユニットで、数々のヒットソングでそのサウンドを聴くことができます。

今でも現役バリバリのユニットで、よくプロのスタジオのコンソールの上の乗っかっている「あれ」がそうだったりします。

人気のLexiconリバーブの中では、224ほどはヴィンテージ感はなくPCMよりはモダンじゃない感じの位置づけになりますかね。

プラグイン

そんな人気のリバーブですので、色々なリバーブプラグインのプリセットにそれっぽいのが入っていたり、当然プラグイン化もされています。

有名なところですと、今回紹介するRelab DevelopmentのLX480 Completeと、お馴染みUADの本家公認Lexicon 480L Digital Reverb and Effectsがあります。

お値段はどちらも３４９ドルとLexiconの名に恥じないものになっております。

LX480 Essentialsの特徴紹介

では早速中身を見ていきましょう。

４つのプリセット

オリジナルのハードウェアから最も有名な４つのプリセットを抽出したものが「LX480 Essentials」になります。

アルゴリズムは定番の「Plate」「Hall」「Room」「Ambience」の４つで、上位版であるCompleteとの違いはアルゴリズムの数と細かいパラメーターをいじれるかどうかになります。

サウンド

音の特徴はリッチでスムーズ、そして何といってもLexiconの最大の特徴である機械的ではない音楽的なかかり方もしっかりと再現されています。

自信のほどはこちらの動画をご覧ください。

使い方

使い方はギターのコンパクトエフェクター並みに簡単です。（コンパクトエフェクター並みのつまみしかありませんからね）

４つのアルゴリズムのボタンから好きなのを選んで、あとはリバーブタイムとプリディレイを調節、ミックスで原音との混ぜ具合を良い感じにして、ハイパス、ローパスフィルターで邪魔な低域や高域を削って終了！

どこかのボタンを押すと出てくるような隠れたパラメーターは一切ありません。

フェーダー式のコントローラーで非常に直感的に操作できます。

プリセット

グラミーエンジニアであるRichard FurchとJoe Carrelのプリセットも入っていますので、セッティングの参考になりますね。

初心者にもオススメ

そんな感じで非常にお手軽に「あの音」を再現できますので、「リバーブってパラメーターが多くて何のこっちゃ」ってなっているリバーブ初心者にもオススメです。

もちろん肝心な部分だけはちゃんと調節できますし、何よりも３０年以上にもわたって世界の標準であったリバーブユニットの音を覚えることはリバーブ上達への近道になるでしょう。

使ってみた（デモ）

というわけで、色々かけてみました。

ギターとストリングスはかなり深くかけていますが、それぐらいでかけても音楽的に崩壊しないのがレキシコンの良いところ。

ピアノとドラムは浅めですが、こちらも自然なかかり方で良いですね。

付け足したようなわざとらしさがなく、楽器の一部として機能してくれるのが特徴です。

まとめ

ただ、あくまでもヴィンテージものですので解像度が高いモダンなリバーブが欲しい人には向いていません。

どれか当てはまったら是非お試しください！

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