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もう定番と言ってもいい人気のアナライザー/メータリング・プラグイン、ADPTR Audio【Metric AB】を紹介いたします。
まあ、私自身も結構前から使っていますし、「Metric ABおすすめ〜」っていう記事もたくさん出回っているので今更感はありますが、PluginBoutiqueで取り扱いが開始された(2023年)記念ということで記事にしてみました。
サードパーティ製のアナライザーの最初の1つに最適なプラグインだと思いますので、「なんか良い感じのアナライザー系1つ欲しいな〜」とお探しの方はぜひ寄っていってください!
Metric ABをメインで使い、補いたい部分があれば別のアナライザーで補完する、というのがオススメの使い方になります。
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目次
Metric AB の特徴と機能紹介
AB比較がしやすい!
名前にもある通り、AB比較がしやすいということが一番の売りになっています。
お好みのリファレンス・トラック(参考にしたい曲)を数曲プラグインにロードして、それらと自分の曲をリアルタイムで比較しながらミックスやマスタリング作業ができるということですね。
なので、主にマスターバス(マスタートラック)またはマスタリングで使用することを想定したプラグインと言えると思います。(もちろんABじゃなく普通にも使えます)
AB比較がしやすいような工夫も色々とされています。
リファレンスと自分の曲の盛り上がっているセクション同士、または静かなセクション同士を比べたいなという時、いちいちその部分を探して移動するのは面倒ですよね。
そこで便利なのがマーカー機能で、あらかじめ好みのポイントにマーカーを打っておけば対応した番号のボタン一つでそのポイントから再生させることができるようになっています。(ループ再生設定もできます)
マスタリング後のラウドネスを上げた音源と、ミックス中の音源を比較するには音量レベルが違いすぎたりしますよね。
マスターバスにマキシマイザーを挿すという手もありますが、Metric ABにはゲインマッチ機能がついていますのでリファレンスの音源を自分の曲のレベルにマッチさせることができます。
上記画像の左下のMatchボタンで現在再生されている部分同士のラウドネスを一致させることができます。
とは言ってもリミッティングが外れるわけではありませんので、そこも考慮するのであればマキシマイザーの方がいいかもしれません。状況に応じて使い分けてもいいと思います。
こちらは低音域や高音域だけといったように特定の周波数帯域に特化して比較したい時に便利な機能です。
フィルターの周波数はバンドによってあらかじめ設定されていますが、自分でカスタマイズすることも可能です。
私はあまり使いませんが、こんな感じで小さくすることもできます。
また、モノラルやサイドだけにしてチェックすることも可能です。
LeftやRightを選ぶと真ん中に寄って聴きやすくしてくれるのもポイント高いです。
Monoボタンを押した状態にしておいてDAW方でプラグインをオン/オフすればプラグインを開くことなくモノ・チェックができますよ〜
分析機能の紹介
まずは基本的なスペクトラム表示ですね。一番良く使うかな?
ピークホールドやアベレージ表示などお好みで細かくカスタマイズできます。
相関メーターですね。左右の位相差が分かります。
ヒストリー表示にもできますよ。
ステレオの広がり具合をチェックできます。
こういうの見ると低音をモノラルに寄せられるツールが欲しくなっちゃうかも?
ちなみに私はNUGEN Audioの【Monofilter Elements】を使うことが多いです。
シンプル&プロクオリティのステレオ調整プラグイン3点セット!NUGEN Audio【Focus Elements Bundle】の使い方とレビューこちらは音圧上げの時によく語られるダイナミクスの表示です。
本格的なラウドネスメーターもついていますよ。
レンジ、トゥルーピーク、RMSもありますので一通りチェックできます。
もちろんターゲット設定もできますよ。
ちなみに、ラウドネス・ウォー史に伝説として記されたアルバム(メタリカのDeath Magnetic)にチャレンジできる設定もありますよ。
上げても上げてもメーターが赤くなりません。改めて-4LUFSのヤバさを実感しましょう。
ヒストリー表示に切り替えることもできます。
補完ポイント
人によってはMetric ABだけで十分かもしれませんが、不満点があるとしたらこの辺かなというところと、別のプラグインで補うとしたらこの辺りかなという点を挙げてみました。
- リファレンス・トラックをファイルで用意する必要がある。→iZotope【Audiolens】(配信サービスから好きな曲を直接分析可能)
- ラウドネスはプラットフォームごとのターゲットはしてくれるが、このジャンルはこれくらいが一般的という部分はセルフで判断。→sonible【Metering Bundle】(ジャンルごとのターゲットを教えてくれる)
- 横軸(時間)の波形表示はないため、リズム被りは視覚化できない。→Excite Audio【VISION 4X】(波形表示が可能)
- スペクトラムを小さく表示させることはできない。→MeldaProduction【MMultiAnalyzer】、Excite Audio【VISION 4X】(リサイズ可能)
- プロジェクト内のトラック同士を比較することはできない。→MeldaProduction【MMultiAnalyzer】
ラウドネスについては知識があれば必要ありませんし、リサイズもデュアルモニターの方は問題ないでしょう。
トラック同士の比較もsonnox【Claro】やfabfilter【Pro-Q 3】といったEQを使っている方はそれらでできますし、まあ必要に応じてって感じですね。
参考動画
まとめ
他のアナライザー使っていてもついつい気になってMetric ABをインサートしてしまうくらいには使ってきましたが、改めて記事にまとめてみるとやっぱり完成度の高いアナライザー/メータリング・プラグインだなと感じました。
他にも素晴らしいアナライザーやメータリングのプラグインは色々ありますが、とりあえず一つ買うならやっぱりこれかなと思います。
必要な計測は大体網羅できている上に、リファレンスとの比較もでき、さらにちゃんとしたラウドネスメーターもついていますからね。
モノチェックもできますし、ほんとミキシングやマスタリングの力強い味方になってくれること間違いなしです。
ぜひ、お試しください!
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