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EDM系のプロデューサーをはじめとした多くのアーティストに人気のプラグインShaperBoxで有名なドイツのデベロッパーCableguys。
Nicky Romero Kickstartを作ったところと言われれば「あ〜あれね」となる方も多いかも?
そんなCableguysの新作プラグインはFilterShaper3の強化版といった感じのフィルター・プラグイン【FilterShaper XL】です。
ShaperBoxに入っているシェーパーシリーズと違い、見た目がハードウェア風のゴツい感じになっていますが、機能的にも「便利ツール」というより音の質感を意識した作りになっていると思います。
一番の特徴はデュアル・フィルターとシェーパーシリーズお馴染みの自由に描けるLFOですが、他にも質感の良いドライブや便利な追加機能付きのレゾナンス、サウンドデザインの幅を広げるパラレルモードやパンなどが使いやすくまとまっていますよ!
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目次
FilterShaper XL の特徴と機能紹介
プリセット
とりあえず何かしらの効果が欲しいなーって時はプリセットがオススメ。
見やすいプリセット・ブラウザに切り替わりますので選びやすいですよ。
二つのフィルター
FilterShaperXLは左右に二つのフィルター(シングルでも使えます)、真ん中には全体のパン、ボリューム、ミックスとシリアル/パラレルの切り替え、という配置になっています。
選べるフィルターのタイプはこんな感じ。
Warmは程よい荒さと太さでヴィンテージな雰囲気を感じますし、Cleanはしっかりとクリーンです。
また、それぞれのフィルターにパン、ボリューム、プリ/ポスト切り替えできるドライブ、ガッツリ上げると自己発振するレゾナンスを備えています。
レゾナンスのピークをコントロールできるResonance Driveがかなり便利です!
モジュレーション
で、Cableguysといったら何といってもこの自由に波形を描けるLFOですよね。
二つのLFOとエンベロープフォロワーはパラメータごとに用意されていますのでルーティングの必要はありません。
こんな感じでLFOを重ねたりエンベロープフォロワーと併用することもできますよ。
波形の速度をDAWシンクからフリーに切り替えると、速度変化用のLFOを使えるようになります。
もちろんこれもパラメーターごとに使えちゃいます。
参考動画
まとめ
二つのフィルターと豊富なモジュレーションでかなり複雑なこともできちゃいますが、その割には使い方はチュートリアル動画を見れば大体わかるくらい簡単です。
「このLFOをこっちに繋いで・・・やっぱこっちも同じLFOで動かすか・・」みたいなルーティング作業がいらないのが大きいですね。
合計するとLFOとエンベロープフォロワーがいくつあるんだ?(同じ波形で違うパラメーターを動かしたい場合はコピペすればOK)
波形を自由に描けるので思い通りの処理ができるというShaperシリーズ最大の強みをストレスなく使っていけるのが素晴らしいです。
ちなみに、ShaperBoxに入っているシングルフィルターのFilterShaperCoreのようなマルチバンド機能はないみたいですので、ShaperBoxを既に持っている人もXLを別途購入してうまく使い分けることができそうです。
ぜひお試しください!
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