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数々のハードウェアの公式エミュレートを手がけてきたSoftubeの新作【Clipper】の紹介です!
ギターアンプからテープマシン、コンソールまで、あらゆる歪みを作ってきたSoftubeがガチで作ったクリッパー・プラグインが新登場です。
お得意のサチュレーションでRMSをコントロールするアーティスティックなセクションと、職人的なクリッパーでピークをコントロールするセクションを擁したプラグインとなっております。
トラックやバス、マスターにパンチやエネルギーを加えたり、ストレスなくラウドネスを稼いだりと、幅広く活躍してくれますよ!
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目次
Clipper の特徴と機能紹介
メインコントロール
基本的な使い方は、ゲインで軽くブーストして、RMSセクションでサチュレーションをプラス、ピークセクションでピークをバッサリやる感じです。
が、もちろんサチュレーションだけ、クリッパーだけという使い方もアリですし、クリッパーをソフトニーにしてよりサウンドメイキング的な方向で使っても良い感じですよ。
各セクションにはフィルターが付いていますので、特定の周波数帯域を狙ったサチュレーションやピークカットができるのがかなり便利です。
また、アウトプットセクションにDry/Wetがあるので、極端な設定にしてパラレル処理するのもオススメです。
ラウドネスに関してはClipperだけでもかなり稼げますが、やはりリミッターなどと併用するのが良いと思います。
上記の画像ではiZotopeのOzoneの前にインサートしています。
Clipperの方はガチガチのラウドネス稼ぎ設定ではありませんが、それでもこの圧縮量でShort Term -8LUFS前後まで上がっています。
クリッパーは波形を抑えるのではなく切り取るため、音色的な変化(うまくやればポジティブな変化)はあるものの、リミッターだけでの圧縮よりも抑圧された感を減らせるのが利点ですね。
ちなみに、視覚的にわかりやすいディスプレイや、クリッパーで刈り取った部分のみを聴ける機能などがありますので各パラメーターの設定も容易です。
追加機能
Softubeお馴染みの追加パネルもちゃんとありますよ。
AB比較(Dまでいける)、コントロールパネル(ヘッドルームの設定、ハイパスフィルター、位相反転コントロール)、ゲインマッチなどなど、便利な機能が現れます。
プラグインの性格上、インとアウトのパネルは開いた状態がデフォルトになっております。
CPU
Softubeというと気になるのがCPUへの負荷ですよね。
比較的近いコンセプトの Newfangled Audio の Saturate と比べてみましたが大体同じくらいですね。
参考動画
まとめ
サチュレーションの品質はさすがな感じです。
フィルターとドライ/ウェットがかなり効いていて、使い道の幅を広げてくれています。
ミキシングでの積極的な音作りから、マスタリングでのラウドネスのコントロールまで、またはその両方を同時に担えるような便利なプラグインに仕上がっていますね。
良い感じのクリッパーをお探しの方も、これまでクリッパーを使ったことがない方も、ぜひチェックしてみてください!
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