この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
洗練された機能とデザインが特徴のオーストリアのデベロッパーsonible。
今回はAIを使用したsmartシリーズのリバーブ・プラグイン【smart:reverb】がバージョン2にメジャー・アップデートされましたので早速レビューしていきたいと思います!
smart:reverb は、入力されたオーディオ素材をAI解析して、その特性に合わせたカスタムメイドのリバーブを提案してくれるというもので、音源と同化したような非常にナチュラルなサウンドと直感的な操作が魅力でした。
バージョン2もそこの基本的な特徴は変わっていません。
アップデートの大きな目玉機能は2つ。
- リバーブ・マトリックス・・・Room、Hall、Plate、Spring、4つのタイプを自由に行き来したり混ぜたりできる。
- グループモード・・・smart:reverb2を複数のトラックにインサートすると使える機能。学習結果や設定を共有して自動で各トラックのリバーブ成分を調整してくれる。また、一つのプラグインから他のトラックのパラメーターにもアクセス可能。
特にグループモードがやばいですね。
一つの画面で各トラックのパラメーターをいじれるだけでなく、自動でマスキングなどを避けたりしてくれちゃいますからね。
サウンドとワークフロー両方を大幅に改善してくれる可能性のある革新的なリバーブ・プラグインに進化しました!
スポンサーリンク
わからない用語がありましたらこちらのサイトが便利です!
目次
smart:reverb 2 の特徴と機能紹介
sonibleお馴染みのチュートリアル・ツアー(英語)もちゃんとありますよ。

基本的な使い方
まずはプロファイルリストからトラックに合ったものを選びます。(ちょうど良いのがなかったらUniversal)

あとは横の丸い学習ボタンを押せばAI先生が解析してトラックに適したリバーブを作ってくれます。

学習なしでも一応使えますが、それだとsmart:reverbである必要性がほとんどないかも。
メイン・パラメーター
smart:reverb 2は基本1画面構成となっていて、パラメーターも非常にシンプルです。
左側の上にはメインのリバーブパラメーターがあります。
パラメーターの名前が機能ではなく効果であることが直感的に使いやすいポイントですね。

smart:reverb2には、リバーブお馴染みのDry/Wetミックスという名のパラメーターがありませんが、Distanceがそれにあたるものになっています。
リバーブ成分が聴きにくい時は一度Distance上げて調整しても良いと思います。
ただ、DistanceはDry/Wetミックスだけでなく特殊なフィルターなども一緒にコントロールして音源を前後させますので、よりDry/Wetに近い感じで使いたい場合は真下のボタンでフィルターを無効にしましょう。
ちなみに、Size、Distance、Widthは真ん中の画面にも反映されます。

で、その下には今回の目玉機能の一つであるReverb Matrixがあります。
一般的なリバーブのタイプ、Room、Hall、Plate、Springを全て使えるばかりか、XYパッド風のGUIで自由に混ぜることができちゃうという優れものです。
一番下にあるSource Adaptionパラメーターは、学習した情報が残響にどれだけ強く影響するかをコントロールします。(個々のインスタンスと、グループモードでのチャンネル同士の調整にも影響します)
その隣にあるwetはリバーブ音のみ(Dry/WetミックスだったらWet100%)にするボタンです。
センドで使いたい時はこちらをオンにしましょう。(基本的にはトラックにインサートして使うことを想定しているみたいです)

ディスプレイには残響が視覚的に表されます。
Reverb Modesは、Normal、Reverse、Infinite、Bounceの4つから選べます。一応特殊なリバーブもかけられますよって感じです。
中央下のMono Belowは、その周波数以下のリバーブ信号をモノラルにしてくれる機能です。これは嬉しい。

Manual Overrideをオンにすると、リバーブ・テールの時間を設定(テールにダッキング)できる機能と、リバーブ成分を3バンドに分けて調整できる機能を有効にします。
よりこだわりたい人やゲートリバーブなどの特集効果向けですので、簡単に使いたい人は無視しても問題ありません。
Group Mode
smart:reverb2を複数のトラックにインサートすることにより使えるグループ・モードがとにかくすごい!
そのわりに使い方は簡単で、smart:reverb 2がインサートされているトラックはこのようにリストアップされますので、それを好みのグループにドラッグ&ドロップするだけでOK。
グループは好きな名前で複数作ることができます。

- それぞれのトラックの学習結果と現在の設定を共有し、トラック間のリバーブの関係性も自動でうまいこと調整してくれるので、トラックに合わせたリバーブをかけつつも全体的なまとまりもあるリバーブ効果が得られる。
- 各トラックのリバーブの立ち位置や関係性を1つの画面で網羅することができる。
- どのsmart:reverb2からでも他のsmart:reverb2のパラメーターをコントロールできるため、1つの画面で各トラックのリバーブを調整することができる。
- 任意のリバーブを選択し、パラメーター変更やバイパスなどのコントロールを一括ですることが可能。


複数のリバーブを開いて「あーでもないこーでもない」やる時間を大幅に軽減することができますね。
CPU
CPUの負荷は前バージョンとほとんど同じくらいです。

ぶっちゃけ軽くはありません。
こちらは4トラックで使った場合です。

私のMacbookはそんなにハイスペックではありませんが、まあこんなもんです。
より本格的なプロジェクトだともっとマシンスペックが必要になりそう。
参考動画
まとめ
「かかってるんだか、かかっていないんだか分からないけどバイパスすると違いがめっちゃわかる」というナチュラル・リバーブ・サウンドは健在です。
というか、それこそがsmart:reverbの一番のアイデンティティなのかもしれません。
前バージョンにあった使いやすいフィルターは省かれています。
もはやフィルターはいらないレベルまできたということでしょうか?
とにかく、かなーり高度な機能を有している割に簡単に使えるのが魔法のようです。
ただ、それなりの規模のプロジェクトでsmart:reverb 2の魔法の恩恵を最大限受けようを思うと、マシンスペック的に現実に戻される可能性はあります。
リバーブ・サウンドやワークフローを改善したい人、ナチュラル系リバーブが欲しい方はぜひチェックしてみてください!
こちらもおすすめ


購入はこちら
smart:reverb 2 Intro Sale | 31%OFF | 2025年6月17日 → 2025年7月17日 |
Autumn Sale | 60%OFF | 2024年9月26日 → 2024年10月18日 |
Anniversary Week | 57%OFF | 2024年8月8日 → 2024年8月16日 |
Summer Savings Sale | 40%OFF | 2024年6月26日 → 2024年7月24日 |
Spring Sale | 49%OFF | 2024年4月12日~5月6日 |
smart:gate、smart:limit、smart:EQ4、smart:reverb、smart:comp2の5つがセットになったお得なバンドルです。
Manufacturer Focus | 50%OFF | 2024年10月23日 → 2024年11月6日 |
Autumn Sale | 38%OFF | 2024年9月26日 → 2024年10月18日 |
Summer Savings Sale | 40%OFF | 2024年6月26日 → 2024年7月24日 |
Spring Sale | 37%OFF | 2024年4月12日〜5月6日 |
PluginBoutique12周年記念セール | 37%OFF | 2024年2月1日〜2月29日 |
smartシリーズ+trueシリーズ+proximity+entropyというラインナップのバンドル。
Autumn Sale | 40%OFF | 2024年9月26日 → 2024年10月18日 |
Summer Savings Sale | 40%OFF | 2024年6月26日 → 2024年7月24日 |
Spring Sale | 40%OFF | 2024年4月12日〜5月6日 |
Plugin Boutique 今月の購入者無料特典
Plugin Boutiqueで何か買い物(いくらでもOK!)すると無料でこちらのプラグインがもらえます!

- Excite Audio・・・Motion: Dimension Lite(リバーブ)

広告