NeumannとFiltekのコンソール・イコライザーをベースに作られた音楽的なEQ・プラグイン！Softube【Passive-Active Pack】レビュー

数々のハードウェアの公式エミュレートを手がけているSoftubeのEQ・プラグイン【Passive-Active Pack】の紹介です！

Passive-Active Packは、Passive Equalizer、Active Equalizer、Focusing Equalizerという、それぞれ特徴の異なる３つのプラグインがセットになった商品です。

音楽的においしいかかり方をしてくれるパッシブ、それよりはサージカルな使い方のできるアクティブ、その二つを元にして作られたフォーカスの３つを自由に使い回すことができます。

いずれもSoftubeならではのアナログトーンとクオリティで、トラックの質をグッと上げてくれますよ！

参考

DTM用語集（11/1更新）

サンレコ 〜音楽制作と音響のすべてを届けるメディア

Passive-Active Pack の特徴と機能紹介

Passive Equalizer

Neumann PEV 930コンソール・イコライザーをモデリングしたパッシブ・イコライザーです。

ローとハイのカット／ブーストはシェルビング・タイプ、Presenceは中心周波数（設定する周波数によってQ幅も変化）を設定してブーストするタイプです。

パッシブ回路ならではのノブ同士の干渉もちゃんと再現していますよ！

ハイパスはありませんが、Softubeお馴染みの追加パネルでハイパス・フィルターをかけることもできちゃいます。

Active Equalizer

スイスのコンソール・イコライザー Filtek Labo mk.5 をモデリングしたアクティブ・イコライザー。

3つのバンドとローカット、ハイカットという構成。

パッシブよりはキチッとした処理ができます。

Focusing Equalizer

Passive EqualizerとActive Equalizerを活かして作られたEQで、スイッチで両方の特性を切り替えることができます。

LOW CUT、HIGH CUT で設定した周波数が、それぞれ LOW GAIN、HIGH GAIN の中心周波数になり、MID GAIN の周波数はその二つの中間くらいに自動的に設定される、という面白い仕様になっています。

文章で読むとちょっと面倒くさそうな感じもしますが、実際使ってみると意外と便利で、パパッとトラックを「良い感じ」にするのにはすごい力を発揮します。

さらに、お好みでかけられるサチュレーションも流石の品質で、ちゃんとタイプも選べるのがまた良いですね。

言わずもがななことかもですが、トラック同士をバランスよくハメていくようなミキシングの段階には向きません。

参考動画

メーカーによる紹介動画

まとめ

シーンに応じて３つのEQプラグインを使い分けられますので、かなりお得感がありますね。

個人的にはパッシブとフォーカスが気に入りました。

トラックの物足りない部分を良い具合に補い高めてくれるような感じです。

フォーカスのワークフローも個人的にはかなり良かったですが、これは人によるかもしれません。

アナログ・ハードウェアのようなトーンや音の厚みをトラックに加えたい方にオススメできるプラグインです。

ぜひ、お試しください！

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今月のラインナップ（〜４／３０）

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