あの超名盤で聴かれる個性的なモジュレーション・エフェクトを再現+αしたプラグイン!PSP Audioware【PSP Wobbler】レビュー

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ハイクオリティのアナログサウンドが特徴の扱いやすいプラグインを開発しているメーカーPSP Audioware

そんなPSPから新製品【PSP Wobbler】がリリースされました!

PSP Wobbler】は、伝説的なレコーディング・エンジニアであるアラン・パーソンズ と共同で開発されたモジュレーション・エフェクト・プラグインです。

アラン・パーソンズ が手がけたピンク・フロイドの大ヒット・アルバム『狂気』の「Time 」(女性バックコーラス)で聴けるユニークなモジュレーション・エフェクトを再現したものです。オートメーションや外部のモジュレーション(LFOやエンベロープ・フォロワーなど)でRATEを動かしたりするのも効果的です。アラン・パーソンズ が手がけたピンク・フロイドの大ヒット・アルバム『狂気』の「Time 」(女性バックコーラス)で聴けるユニークなモジュレーション・エフェクトを再現したものです。

もちろん、ただ再現しただけでなく、現代的なプロダクションに対応できるよう用途の幅は広げられています

機能的には、周波数をシフトしてWobble効果を得るというもので、同社のHertzrider2と同系統のエフェクトですね。

繊細なものから攻撃的なものまで個性的なモジュレーション効果が得られるプラグインなのは変わりませんが、Wobblerの方がクラシック・ロックなテイストを得られるのが大きな特徴となっております。

PSP Wobbler の特徴と機能紹介

フリーケンシー・シフターとは?

ピッチシフターと何が違うの?ってところですが、実際得られる効果はかなり違います。

一般的なピッチシフターは、例えば440Hzが基本周波数の音を1オクターブ上げる(ピッチシフト)すると、基本周波数の440Hzは880Hzに、それに合わせて第2倍音は880Hzだったのが1760Hzに、そして第3倍音は1320Hzが2640Hzといった感じで、倍音構成が変わらないため、そのままの音色で音程のみが変化します。

それに対してフリケンシーシフターは、440Hzを880Hzにシフトすると、第2倍音は880Hzだったのが1320Hzになり、第3倍音は1320Hzだったのが1760Hzというよう、全体的に440Hzシフトしますので倍音構成が崩れて面白いサウンドになります。

ピッチシフターがピッチの増減なのに対して、フリーケーンシーシフターは周波数で増減するというわけです。

下の画像はド(261.63Hz)を440Hz近辺までシフトしたものです。

上画像のピッチシフターと下のフリーケンシーシフターでは倍音構成が変わっているのがわかると思います。

各コントロール

各コントロールをざっと見ていきましょう。

  • Drive・・・サチュレーションを加えます。
  • Age・・・サチュレーションのキャラクターとバンド幅を変更します。良い感じにローハイが制限されます。
  • Rate・・・モジュレーションの速度を設定します。ノート(音符)で指定できるNoteモード、さらに曲と同期できるSyncモードも備えています。
  • Feedback・・・フィードバック量を設定します。
  • Wobble・・・Dry/Wetミックス。
  • Aging・・・DriveとAgeの処理に影響します。Wet設定はウェット信号にのみ、Full設定はドライ信号とウェット信号両方にサチュレーションとフィルタリングを適用します。
  • Drift・・・周波数シフト・アルゴリズムの熱と電圧によるドリフトを設定します。(RateとNoteモードのみ)
  • Glide・・・Note /Rateモードで速さを変えた時に切り替わるまでの時間を設定できます。変えた後ピッチグライドのように早さが滑らかに移行します。
  • Phase・・・モジュレーションの位相を調整します。
  • Spread・・・ステレオ・チャンネル間の位相スプレッドを調整します。
  • Range・・・PSP Wobbler の影響を受ける周波数範囲を設定します。特定の帯域のみ揺らしたりということが可能です。

使い方

基本的には周波数シフトした音とドライ音を半々くらいで混ぜてWobble効果を得る感じです。

そして、適度な歪みとフィルター効果がいい味出してくれます

エイジングをFULLにするとドライ音にもエフェクトがかかりますので、ミックスをドライ音のみにしてローファイ感をプラスしたり、そこにうっすらウォブルを加えたりしても効果的です。

けっこう極端な設定にしてもフィルターやミックスでうまい具合にコントロールできますよ。

RateやNoteが0でもドリフトを上げると微かに揺らぐので、フィードバックとミックス、フィルター、サチュレーションなんかと組み合わせて繊細なモジュレーションを作るのもオススメです。

Spreadでステレオ感を出したりもできますよ。

プリセット

プリセットにはちゃんとアラン・パーソンズご本人によるものが含まれていますよ。

レジェンドの音作りを学ぶ良い機会にもなると思います。

楽器からも選べるようになっています。

CPU

CPU負荷はかなり軽いです!

参考動画

メーカーによる紹介動画

まとめ

個人的にはパッドやコーラスなんかにかけるのが気に入りましたが、打楽器系のソースにSyncモードでリズミカルな効果を加えるのも面白いです。

また、オートメーションや外部のモジュレーション(LFOやエンベロープ・フォロワーなど)でRATEを動かしたりするのも効果的ですよ。

割と幅広く使えるエフェクトには仕上がっていますが、基本的にはウォームはクラシック・サウンドが得意な感じですね。

ピンク・フロイド好きはもちろん、それ以外の方もぜひチェックしてみてください!

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