洗練された機能とデザインが特徴のオーストリアのデベロッパーsonibleのメータリング・プラグイン【true:level】を紹介します。
同社のリミッター【smart:limit】のラウドネスメーターまわりを抜き出して拡張したようなプラグインで、単体ということもあり全体的に見やすくなり、リファレンストラックを基にしたターゲット設定もできるようになっています。
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目次
true:levelの特徴と機能紹介
初めてプラグインを開くとsonibleお馴染みのチュートリアル・ツアー(実物は英語)がありますので、簡単に使い始めることができます。
下のチュートリアルはセクションごとにするために実際のものの順番を少し変えてみました。
チュートリアル
まずはターゲットにする配信プラットフォームとジャンルを設定します。


設定するとグリッドにターゲットが設定されます。

よくあるSpotify-14LUFSみたいなラウドネスターゲットですが、他社がピンポイントで-14LUFSに持っていこうとするのに対してsonibleではこれを最小値にしているのが特徴です。
お手持ちのリファレンストラックを(最大8曲まで)読み込んでターゲットにすることもできます。

リファレンストラックを使用すると、ジャンルによるターゲットよりもピンポイントな感じになります。

ちなみにロードは曲のファイルをドラッグ&ドロップするだけでOK。

リファレンストラックを読み込んで表示させるまでのステップが少ないので気軽に色々試せていい感じです!
メーター類も「あれもこれも〜」って感じでごちゃごちゃしていないので非常に見やすいです。

合わせ方としましては、グリッドのところにいる十字線っぽいのがターゲットのエリア内に来るようにリミッターなどを操作すればOKです。

ターゲットからはみ出したパラメーターは色が変わってお知らせしてくれますので視覚的にも分かりやすいのが利点ですね。
また、レベルチェックボタンを押すと改善点をコメントでも教えてくれます。

参考動画
まとめ
【smart:limit】のメーター関係は結構充実してはいましたが流石にそれだけで使うという感じではありませんでしたので、こうしてメーター単品で出ると他社のリミッターとも自由に組み合わせて使えるので選択肢が広がりますね。
リファレンストラックをターゲットにできるのも便利ですし、ジャンルごとのリファレンスも非常に優秀ですのでぜひ使ってみてください。
各パラメーター(LUFS、LU、ダイナミクス、トゥルーピーク、RMS)がちゃんと見やすいのも重要なポイントですね。
数字だけの超シンプルなやつが欲しい方や、時間ごとの計測もできたりする凝った機能をお求めの方には向かないかもしれませんが、ちょうど良いラウドネスメーターをお探しの方にはおすすめのプラグインです。
ぜひお試しください!
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「ラウドネスメーターはお気に入りのがあるし〜」って方はtrue:balanceだけどいいと思いますが、これからメータリング系をそろえようと思っている方はこちらのバンドルがおすすめです!