ウォームなサウンドが特徴のコンパクトなグランドピアノ音源!Sampleson【MetaPiano】レビュー

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味わい深い鍵盤音源を展開しているSamplesonがついに本格的なアコースティック楽器に手を出しました!

今回Samplesonのお家芸スペクトル・モデリングで再現されたのは日本のコンサート・グランド・ピアノです。

もちろん、「あれ?違うやつダウンロードしちゃったかな?」と一瞬不安になる容量の少なさも健在ですので、果たしてそれでどこまでグランドピアノの音に迫っているのかが注目です。

MetaPianoの特徴と機能紹介

コントロール

よくある「いかにも気合入ってます!」って雰囲気のピアノ音源と違い、コントロールパネルもシンプルさを極めています。

  • DYNAMICS・・・ダイナミクスの調整。弾きやすいようにベロシティを合わせます。
  • WIDTH・・・ステレオの広がりを調整できます。
  • WOOD・・・木の鳴りを調節。上げるとより温かみのある音になり、ちょっと篭ってると思ったら下げる感じで。
  • REVERB・・・IRベースのリバーブ。ガッツリ上げるとアンビエントな雰囲気。

あとはメインボリューム、以上!

音の特徴

日本のグランドとしか書いていないのでメーカーは分かりませんが、音的にカワイではなさそうですのでヤマハか昔のメーカーのいずれかだと思います。

音は煌びやかで豪華(そういう音が欲しい方はスタンウェイ系がおすすめ)というよりはウォームで落ち着いたサウンドですので、いかにもな感じをイメージしていると肩透かし喰らうかも。

モデリングだけあってレスポンスは早いです。

音的にはクラシカルなものよりもジャズ系がオススメですね。あとアンビエントやLoFi系なんかにも合いそうな気がします。

Samplesonのモデリング技術

一般的なサンプル音源は、1つの音に対して強く弾いたり弱く弾いたりなど幾つかのバリエーションをサンプリングして、それが多いと滑らかでリアルな感じになるわけですが、サンプルの切り替えをいかにスムーズにするか、容量をどう減らすかが課題になってきます。

それに対して Sampleson はスペクトル・モデリングという技術を使用しています。

スペクトル・モデリングはざっくり言うと、まず楽器の音を録音→それをスペクトル解析→解析したものを元に独自のエンジンで音を生成、と言う流れになります。

楽器の音の特徴をデータ化し、それを元に演奏されるたびに音を生成するためサンプルの変わり目がなく、さらに少ない容量低いCPU使用率リアルなサウンドを実現しているようです。

楽器の作り自体をモデリングする物理モデリングともまた違った方式ですね。

60MBという2度見レベルの軽さです!

参考動画

メーカーによる紹介動画

ちょっとしたデモ曲作ってみた

まとめ

容量の軽さとシンプルな操作性、ウォームなサウンドが魅力ですね。

それと手軽に立ち上げられるスタンドアロン版がついてくるのもポイントです。

ただ、どのコンサートホールにもかならずあるスタンウェイが一般的なピアノの音だとしたらだいぶ違った方向性の音ですし、スペクトル・モデリングというこれまた一般的とは言えない方式ですので、ファーストチョイスで買うような音源ではないかな(やりたいジャンルにもよるけど)とも思います。

それと、スペクトル・モデリングの副産物なのか分かりませんが、妙にエフェクトとの相性が良いように感じられたので、オケの中で使うのに意外と向いていたりするかも?

ピアノ音源をお持ちの方もお持ちでない方も、ぜひ試してみてくださいね!

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