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先進的な技術を音楽的なツールに落とし込むのをモットーにしているデベロッパーBABY AUDIO.、らしさ全開のプラグインが登場です!
今回紹介するのは所謂テープ・エミュレータープラグインで、「デジタルトラックでは得られないアナログならではの〜」という、よくありますよね。
このTAIPのちょっと違うところは、一般的なDSPによるエミュレートではなくAIアルゴリズムを使用することにより、複雑なアナログ回路の微妙なニュアンスを読み取っているのだそうです。
では、そのAI分析がどのように使用感や音に生かされているのか、まずは機能をざっと見ていきましょう。
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目次
主な機能と特徴紹介
基本的な使い方

左側のDRIVEダイヤルで好みのテープサウンドを作って、真ん中のMIXスライダーでいい感じのバランスに混ぜればOKです。
AUTO GAINは基本ONで大丈夫です。
各つまみの機能

- MODEL・・・DUALにすると若干重さが加わります。ローが少し薄いかなと感じたらDUALを試してみましょう。
- INPUT・・・通常のNORMALと、より歪みが強いHOTを選択できます。(OUTPUTレベルは変わりません)
- LO-SHAPE / HI-SHAPE・・・ローとハイのサチュレーションを個別にコントロールできます。ローだけもうちょい欲しいなとか、逆に少し下げたい時とか便利です。
- PRESENCE・・・ハイエンドのコントロール。ちょっと不鮮明かなと思ったら上げてみましょう。
- GLUE・・・テープ・コンプレッションのコントロール。本格的なコンプレベルまでかかりますので、まとめで使う時は上げすぎ注意。
- WEAR・・・ワウ、フラッター、周波数特性の変化を組み合わせて、故障したテープマシンのような効果を得ます。
- NOISE・・・ノイズを加えることができます。いらない時は0で。
その他の機能

ちょっと分かりにくいですが、上の「BABY AUDIOロゴ」をクリックするとバイパスになります。
今回はポインタを合わせると下に「BYPASS」と出るようになりました。

左上のボタンで3つのカラーバリエーションから選択可能です。
参考動画
まとめ
BABY AUDIOらしく、今回のプラグインも特定の機種の挙動を正確に再現するというコンセプトではありませんが、そのことにより現代のワークフローの中で音が作りやすかったり、スムーズな作業ができるのが特徴となっております。
トラックをいい感じにまとめたり、ウォームさを加えたり、ガッツリ歪ませたり、とにかく目的の音にたどり着くのが早いのが良いところです。
一方で、「イレギュラーなマジック的な何か」に期待するようなプラグインではありませんので、そういうのは忠実に再現系のプラグインの方が向いているのかなと思います。
ごちゃごちゃいじくり回して遊ぶよりも、サクッとトラックにアナログ成分を注入して良い感じに仕上げたい方向きのプラグインとなっております。
よりハードウェアっぽいヴィンテージ感をお求めの方はTone EmpireのReelight Pro(レビュー記事はこちら)がおすすめです。
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Baby Audio Essential Mix Bundle
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