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シンセ・プラグインで定評のあるCherry Audioから、初のエフェクト・プラグインとしてローランドの名器「Space Echo」をエミュレートしたテープエコー・エフェクト・プラグイン【Stardust 201 Tape Echo】が登場です!
全く同じではありませんが、同社のシンセ・プラグインMercury-4(レビュー記事はこちら)に搭載されていたテープ・エコーがあまりにも良い音していたため「このエフェクト部分だけ単品で発売されないかな〜」と思っていたところですので嬉しいです。
![](https://www.musicafelice.com/wp-content/uploads/2021/09/Default-2-160x160.png)
では早速中身を見ていってみましょう。
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目次
テープ・エコーとは?
所謂ディレイですが、昔はこの音が遅れる効果をテープを使って出していました。
ディレイ効果を得る流れとしては、
- 入力された信号を一度録音ヘッドでテープに記録
- 録音ヘッドの後ろにある再生ヘッドで再生
- フィードバックは再生ヘッドで再生されたものを入力に返す
- 消去ヘッドで録音されたものを消す
といった感じになります。
ディレイの速度はテープを回す速度で調節していました。
テープを使用することによる微妙なランダム性やウォームなイコライジング効果など、非常にアナログライクな音(アナログなんだから当然か)が得られることから、今でもハードウェア、エミュレートペダル、プラグインなど人気のエフェクトです。
欠点は、テープが消耗品のためメンテナンスに難があることですが、その辺りがエミュレート物の強みになりますね。
Roland Space Echoとは?
70年代〜80年代に活躍したテープ・エコー・エフェクトのレジェンドで、同じローランド系のBossからエフェクト・ペダルとして復刻されていたりするくらい今でも人気です。
![BOSS ( ボス ) / RE-20](https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/b/boss_re20x.jpg)
もっと詳しく知りたい方は、こちらのエレキギター博士のページでめっちゃ細かく解説されていますので是非ご覧になってください!
機能紹介
ではここからはエフェクトをセクションごとに解説していきたいと思います。
Input
![](https://www.musicafelice.com/wp-content/uploads/2021/10/Defaultのコピー.png)
まずはVUメーターがかっこいいインプット・セクションです。
本家のStardust 201はモノラル ですが、Stardustの方はアウトプットをステレオに切り替えられますので広がりのあるサウンドを得られます。(ドライ音はそのままで、エフェクトの方だけをMono/Stereo切り替えします)
ゲインレベルは赤いところまで上げると歪みます。
Chorus
![](https://www.musicafelice.com/wp-content/uploads/2021/10/Defaultのコピー2.png)
温かく華やかな音が得られるBBDタイプのコーラス。
インプットセクションでステレオに切り替えると気持ち良く広がるステレオコーラスになります。
上からオン/オフスイッチ、RATE、INTENSITYはEffect Depthみたいなものです。
Echo
![](https://www.musicafelice.com/wp-content/uploads/2021/10/Defaultのコピー3.png)
左側にはオン/オフスイッチと、3つある再生ヘッドのどれをアクティブにするかを選択するモードダイヤルがあります。
モードを切り替えることにより、ディレイの長さやステップディレイのようなリズミカルな効果も表現できます。
![](https://www.musicafelice.com/wp-content/uploads/2021/10/Defaultのコピー4.png)
モジュレーションはディレイ音にうっすらをかけてもキレイですし、エコーのINTENSITYとREPEAT RATEなんかと組み合わせてエフェクティブなサウンドを作ることもできます。
ワウ/フラッター効果もかけられます。
バスにインサートしてパンを振る時とか、そんなに広がって欲しくない時は左に回すほどモノラル な感じになっていきます。
Motor On/Offで回っているテープをストップできます。
テープスピードの変化によるピッチの変化も再現しているため、面白い効果が得られます。
貴重な実機でやったら怒られそうなハードな使い方もエミュレートならなんのその。
SyncはDAWとのテンポSyncです。
![](https://www.musicafelice.com/wp-content/uploads/2021/10/Defaultのコピー6.png)
Rate Rangeでエコーのタイムレンジを切り替えられます。
ワイドに設定するとヘッド3で最大2000msまでディレイタイムを伸ばせます。
Repeat Rateではエコーのベースタイムを設定します。
タイムはテープスピードを変えて調整しますので、再生しながら動かすとピッチも変化します。
この効果を利用して面白いサウンドを作ることもできますが、収集がつかなくなったら一度エコーをオフにしましょう。
Intensityはフィードバックです。
0にすると一切音をインプットに返さないので、シンプルにヘッドの音だけが再生されます。
ガッツリ回すと無限フィードバックになります。
Echo Volumeはミックスバランスではなく、シンプルにエコーのボリュームです。(ドライ音のボリュームは変わりません)
Direct Signalをオフにするとエフェクト音だけになりますので、センドエフェクトとして使用する場合なんかに使う感じです。
Reverb
![](https://www.musicafelice.com/wp-content/uploads/2021/10/Defaultのコピー7.png)
オン/オフボタンとノブが1つのシンプルなスプリング・リバーブです。
Tone
![](https://www.musicafelice.com/wp-content/uploads/2021/10/Defaultのコピー8.png)
エコーとリバーブのトーンを調整するセクションです。(ドライ音とコーラスには影響なし)
右のスイッチでエコーとリバーブの両方にかけるか、エコーだけにかけるか選べます。(リバーブだけはできません)
参考動画
まとめ
いや〜テープエコーっていいですよね!
ウォームでちょっと不安定なかかり方をするので、アナログな楽器には変に分離せず自然にフィットするし、デジタルな楽器は少しアナログに寄せてくれる効果が期待できます。
かどの取れた音だからか薄くかけても深くかけても変に際立つことがなく、コーラスエフェクトと合わせていい感じにトラックに広がりや温かさ、華やかさを加えてくれます。
また、一方でテープならではの面白い効果も色々得られますので、ワンポイントでエフェクティブに使ったりするのもいいと思います。
ハードウェアの良いところはそのままに、柔軟に幅広く使えるエフェクトに生まれ変わっていますね!
個人的にはMercuryのリバーブセクションも気に入っていたので是非そのまま移植して欲しかったなと思いますが、今後に期待ということで。
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