MANLEY / MASSIVE PASSIVE STEREO EQ をエミュレートしたプラグイン!Pulsar Audio【MASSIVE】使い方&レビュー

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高品質なエミュレートプラグインをそろえるデベロッパーPULSAR AUDIOが【Mu】(Variable Mu Limiter Compressorをエミュレート)に続き、Manleyもの第2弾としてリリースしたステレオEQプラグインMASSIVE】の紹介です。

バストラック、マスタリングに最適なコンプレッサー【Mu】に続いて、【MASSIVE】はこれまたバストラック、マスタリングで特に大きな力を発揮するEQプラグインとなっております。

クセのある挙動も含めてハードウェアを忠実に再現しているため、使いこなすには多少慣れが必要かもしれませんが、エミュレートものはそこも楽しいところだったりしますよね!

MASSIVE の特徴と機能紹介

元になっているハードMASSIVE PASSIVE STEREO EQは世界中のスタジオで使用されている伝説のEQユニットで、もちろんお値段も伝説級です。

エミュレートものに感謝!

インターフェースはオリジナルハードウェア風のラック(下段)とモダンなカーブディスプレイ(上段)に分かれていますが、「オリジナル感を出したいからディスプレイは邪魔だな〜」という方は【1178】同様右上のスイッチで表示を切り替えられます。

ディスプレイだけにもできますよ。

EQコントロール・ラック

左右(L/RもしくはMid/Side)に同じイコライザーフィルターがあり、中央に共通のコントロールがある一般的なステレオEQの構成になっています。

イコライザーフィルターは、シェルビングとベルを切り替え可能なフィルターが各チャンネル4つずつ、IN/OUTでそれぞれのフィルターをオン/オフできます。

ベル・フィルター

MASSIVEは一般的なEQと違って、「同じゲインだった場合Qが狭い方がゲインがアップする」という独特の挙動も再現しているため注意が必要です。

また、ノブのところに表示される周波数と実際にフィルターがかかる周波数にも微妙なズレがあるのもオリジナルに倣った仕様だそうです。

こだわりがやばい!

シェルビング・フィルター

シェルビング・フィルターの方も、「Qを上げると設定周波数の端っこあたりに反対方向のベルフィルターが挿入される」という独特の挙動があります。

ロー・シェルフだとちょうどPultec EQP-1 のような感じですね。

周波数を画像の丸の位置に合わせるとさらにカーブの挙動が変わるという。

いずれも非常に便利な挙動で、4つしかないフィルターでも音楽的な音作りがやりやすい理由の1つだと思います。

また、ちょっと小さいですが左右またはMid/Sideをソロ、バイパスにするボタンもあります。

ちなみに、ソロにしたチャンネルは中央によってくれる(左チャンネルをソロにしても左からじゃなく中央にパンニングされ中央から聴こえる)ので聴きやすいです。

あとは、各チャンネルにDrive、Gain、HPF 、LPF が付いていますので、サイドだけローを削ったりもできますし、Driveがそれぞれに付いているのもポイント高いですね!

共通コントロール

真ん中にある両チャンネル共通のコントロールは上から、

  • Power・・・プラグインのオン/オフスイッチ。これを押してビフォーアフターを比べましょう。
  • Auto-gain・・・処理前処理後のレベルを合わせてくれる便利なオートゲイン機能。
  • Transformer・・・出力トランスの切り替え。これといった狙いがないならオリジナルの1でOK。
  • LR/MS・・・左右とMid/Sideモードの切り替え
  • Link・・・左右のノブのリンク機能。リンクオフでもShift押しながらだと一緒に動きます。

カーブディスプレイ・ラック

お馴染みのEQカーブとポップアップウィンドウの今風GUIで操作したい場合はこっち。

スペクトラムアナライザー、時間ごとのスペクトラム(画面クリックでリセットできます)、インプット/アウトプットのレベルやその差などを視覚的に確認することができます。

バンドソロ機能

Shiftを押しながらバンドを横にドラッグするとバンドソロ(そのバンドだけをソロ聴きながら狙いたい周波数を探せる機能)がオンになります。

個人的には、せっかくのハードウェア・エミュレートなので、やっぱり耳を頼りにノブをグリグリやる方が好きです。

CPUとその他機能

CPU負荷は、こだわりすぎてしまったのかまあまあ高めです。

Muでこれくらいですからね。

まあトラックにガンガン挿していくようなプラグインでもないので許容範囲としましょう。

余裕のある方はオーバーサンプリングをオンにしてぶん回しちゃってください。

ちなみに、オーバーサンプリングの下にあるStepped〜で、ノブの設定をシームレスなものからオリジナルのハードウェアと同じ段階的なものに変えることができます。

お、良いじゃんと思って変えてみましたが、マウスだと動かしにくく感じたためすぐに戻しちゃいました。

プリセット

プリセットも豊富にそろっています。

Andrea Leporiのプリセットは割と積極的に音作りするようなものが多いのでミックスで使っていくと良さげです。

マスタリングで仕様する場合はMaor Appelbaumのプリセット(少ないですが)をぜひ参考にして欲しいですね。

参考動画

メーカーによる紹介動画

まとめ

もちろん今回もメーカーページでオリジナルハードウェアvsプラグインをやっていますよ。

流石なPulsarクオリティで間違いなくオススメできるプラグインではありますが、良くも悪くも(良いとこではあることは間違いないのですが)独特の挙動をしますので「簡単に使えますよ〜」とは言えないかもしれません。

また、どんなシーンでも万能に使えるようなタイプでもありませんので、Mu】を持ってるから合わせてみたい欲が抑えきれない人、かステレオEQプラグインを持っていない、もしくは選択肢を増やしたい人あたりは試してみる価値ありって感じでしょうか。

逆に、ある程度使いこなせて、ハマるシーンが分かるようになってくれば手放せなくなるプラグインになると思いますので、ぜひ一度お試しください!

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