ボールが跳ねるような独特の効果を生み出すディレイ・プラグイン!Sinevibes【Dispersion v2】の使い方&レビュー

バウンシング・ボール・ディレイ(Bouncing Ball Delay)というエフェクトのユニーク系プラグインです。

そういう独特の効果のプラグインって年に数回しか出番がないようなものもあると思いますが、実際に使ってみたところ色々と使いやすい工夫がされており、意外と用途は広そうだなと感じましたのでレビューしていきたいと思います。

その前に、いきなりですが、

注意点

こちらのプラグインはMac専用となっております。

また、どう頑張っても等間隔の普通ディレイはできませんのでご注意ください。

Sinevibes

Sinevibesはウクライナ出身のArtemiy Pavlov氏によって創業されたブランドで、シンプルでオリジナリティあふれるプラブインやKORGの拡張エフェクトなどを作っています。

あのIllangeloBTなんかもお気に入りのデベロッパーですね。

Dispersionの機能と特徴

1ページのみのシンプルなインターフェイスですので直感的にグリグリしてもなんとかなるかもしれませんが、一応ざっと機能を見ていきましょう。

基本操作

ウィンドウサイズは勝手に保存されますので、次開いた時も同じサイズになります。(ドラッグしてサイズを調節するタイプではありませんので注意)

Bouncing ball delay engine

このプラグインは3つのセクションに分かれていて、それぞれのノブは色分けされています。

上の段はディレイのあれこれを操作するセクションになっております。

Time

ディレイ・バウンス1周の時間を決める。

1/1や2/2などはどちらも1小節、1/4だったら4分音符1つ(1拍)、2/4と1/2はどちらも2分音符、といった感じで、分母が1小節をいくつに分けるか、分子が分けたもの何個分かを決める方式になっております。

テンポは常にSync状態で、DAWのテンポを変更するとプラグインの方も自動的に変更されます。

Bounces

Timeで決めた1周の時間に何回バウンスするかを決めます。

Timeが1/2でBouncesが4だったら2拍に4回バウンスする設定になります。(画像はイメージです)

Mode

跳ねる間隔がUpで短い→長いDownが長い→短いになりますので、自然な跳ねかたにしたい場合はDownになります。(画像はイメージ・・)

残りのノブは以下のようになります。

  • Fade・・・フィードバックの仕方が変わります。普通にフェードアウトさせる場合はBounceの方を選択しましょう。
  • Feedback・・・フィードバックです。
  • Damping・・・左に回すとローパスフィルター、右に回すとハイパスフィルター
  • Spread・・・左に回すとLからRに向かって跳ねていきます。右に回すと逆にRからL。

Modulation generator

このセクションでディレイ音にモジュレーションをかけることができます。(過激なものからうっすらコーラスまで。)

  • Frequency・・・モジュレーション・ジェネレーターの周期(右に回すと早くなる)
  • Depth・・・モジュレーションのAmount量
  • Stereo・・・ステレオイメージャー的な効果(モジュレーションに対する効果なのでDepthが0だと効果なし)

Signal mix down

  • Input・・・ドライインプットのレベル(0でドライ音なし)
  • Send・・・エフェクトに送る量
  • Return・・・Wet音のアウトプットレベル
メモ

個人的にはこのセクションが非常に気が利いてるなと感じました。

例えばよくあるDry/Wetのみの場合ですと、このエフェクトを1ポイントで使いたい場合などは別にディレイだけのトラックを作る必要がありますが、SendとReturnがあることによりそういった効果をプラグインのみで実現できます。

また、とりあえずSendでフレーズをエフェクトに送っておいて、後からだんだんReturnを上げてくなどのオートメーションを書いてもいいし、外部のモジュレーションで動かしても面白い効果が得られそうですね。

参考動画

メーカーのプリセット紹介動画

テキトーなループにかけてみた+ピアノフレーズ

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アクティベーションについて

このプラグインはアクティベーションの必要がありませんので、Plugin BoutiqueのMY ACCOUNTからダウンロードしてインストールするだけで使用できます。