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リアルなドラムからエフェクティブなデジタルドラムまで、欲しいサウンドをAIがすばやく生成してくれるドラム・サンプル・ジェネレーター、Audialab【Emergent Drums】の紹介です。
サンプル全盛の今、サンプルかインストゥルメントかという２択に新たな選択肢が登場！
サンプルは便利な反面、大量のサンプルでパンパンのディスク容量、サンプル探しで過ぎ去る時間、という悩みも付いてきますよね。
Emergent Drums はそこら辺の問題を大幅に圧縮してくれる可能性のある画期的なドラム音源ですよ。
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目次
Emergent Drums の特徴と機能紹介
プリセット
良い感じのサンプルがあらかじめ１６のパッドにロードされたプリセットが沢山用意されていますので、いきなりドラム・インストゥルメントとして活用することもできます。
これらのプリセットをベースにしてオリジナルのキットを作っておくのも良いと思います。
サンプルの生成
Emergent Drums の心臓部的なジェネレーター部分を見ていきましょう。
基本的にはガチャ・システムになりますが、確率を条件でコントロールできるようなイメージになります。
まずはドラムの種類を選びます。
手持ちのサンプルをインポートして、それに近いものを生成したりもできますよ。
「このサンプル良いんだけど惜しいんだよなー」って時に便利！
２つ搭載されているAIのどちらを選ぶかで生成されるサンプルの傾向が変わってきます。
- Crunchy・・・シンセティックなサウンドが欲しい時はこっち
- Creamy・・・よりドラム的なサウンドが欲しい時はこっち
諸々の設定をしたら Generate ボタンを押してサンプルを生成します。（時間はかかりません）
今のサンプルに近いもの（SIMILAR）と関係ない感じのもの（RANDOM）をスライダーで調整しつつ、何度でもガチャることができます。
「あ、やっぱさっきのやつのがよかったー」なんて時も大丈夫！
ちゃんと戻るボタンと進むボタンがありますので、生成したサウンドを聴き比べながら選択することができます。
限界は試していませんがけっこう前まで戻れますよ。
ただ、最初のサンプルと直近のサンプルとかは聴き比べしにくいので、一覧表示とかできるとなお良いかもですね。
現状ですと、気になったサンプルはエクスポートして吟味した方がやりやすいかもです。
サウンド・シェイピング
生成したサンプルはこちらでさらに細かく調整することができます。
- サンプルのスタートとエンドポイントの設定
- ゲイン
- パン
- ピッチ
- アタック
- リリース
- クリッピング
- ハイパス／ローパス・フィルター
A、R、Cは波形にも反映されますので見た目にも変化がわかりやすく、音作りはめちゃくちゃやりやすいです。
キックなどのレイヤーのパーツ作りにもオススメですよ。
クローズ・ハイハットとオープン・ハイハットなどのチョークのグループ設定も簡単にできます。
サンプルのエクスポートはドラッグ＆ドロップでタイムラインなりサンプラーなりお好きなところに持っていってください。
ドラムパッド
生成したサンプルは、エクスポートして好みのサンプラーやシーケンサーに入れたり、またはDAWに直接並べても良いですが、Emergent Drums には１６のドラムパッドが内蔵されていますのでそのまま打ち込むこともできます。
打ち込んだものはパラアウトするか、またはパート別に書き出してループとして使っても良いですね。
サンプルの入れ替えはドラッグ＆ドロップでできますので、フィンガードラムしやすい位置を探したりするのも簡単そうです。
各パッドにジェネレーターとサウンド・シェイピングが内蔵されたラージ・ビューに切り替えることもできます。
が、デュアル・ディスプレイとかじゃないとちょっと使いにくいかも。
参考動画
まとめ
２つのAIタイプの特徴とスライダーの特性はある程度つかむ必要があるものの、１からサンプルを探すよりは遥かに早いと思います。
慣れたサンプル・ライブラリーをお持ちの方はそんなに変わらないかもしれませんが、そんな方でも手持ちのサンプルのバリエーションを作ったり、ちょっとしたノイズやテクスチャーを生成したりと十分活用できますよ。
また、サンプルの生成だけでなく、サンプラーとしてもシンプルで使いやすく優秀です。
特にサンプルの選択とエディットを一つの画面でシームレスにできるのがすごく良いですね。
ちなみに、プリセットの保存はキット単位でしかできませんので、後で新しいサンプルを作る時の出発点になりそうなサンプルはエクスポートして取っておくと良いかもです。
リズムまわりの制作をスムーズにしてくれるプラグインだと思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね！
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