ド定番FETコンプレッサー Urei 1176 をエミュレートしたプラグイン！Arturia【Comp FET-76】レビュー

数々のヴィンテージ・シンセとエフェクトのエミュレート・プラグインを世に送り出し、いずれも高い評価を得ているフランスのデベロッパーArturia。

今回紹介するプラグイン【Comp FET-76】は、名前の通りスタジオのド定番コンプ Urei 1176 を再現したものです。一番有名なコンプと言っても差し支えないでしょう。

アナログハードウェアの自然なサチュレーション感と音楽的なコンプレッションを上手い具合にモデリングしつつ、MIXノブやサイドチェインEQ、M/Sモードなどの便利機能も追加されています。

Arturiaのまとまりやすいサウンドとも相まって、楽器問わず使える万能の一台となっております。

参考

DTM用語集（11/1更新）

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Comp FET-76 の特徴と機能紹介

Main Control

メインパネルの構成は、インプットとアウトプットがリンクできるのとパラレルコンプレッションに使えるミックスノブが追加されているの以外はほぼオリジナル通りです。

音楽的と言われる部分をしっかり抑えているのはさすが！

ちなみに、レンジコントロールを使いコンプレッションをかけずにインプットを突っ込んでドライブさせるだけという使い方もできます。

パワースイッチはプラグインバイパスではないので、「通すだけ」もいけますよ。

Advanced Control

上のボタンを押すと表示されるアドバンスパネルには便利な追加機能が色々あります。

検出モードはLinked（通常のステレオ）、Dual(デュアルモノ）、Reversed（デュアルモノの左右入れ子にしたもの）、Mid Only（M/SのMだけ）、Side Only（M/SのSだけ）があります。 

Dualでステレオフィールドを広げつつローパスで低域はモノ互換をキープとかもできますよ。

CPU

CPUの負荷が軽いのも個人的には嬉しいところ！

Pro-C2とだいたい同じくらいです。

参考動画

メーカーによる紹介動画

まとめ

群雄割拠の1176系はもっとも有名かつ使用頻度も高いコンプだけに、ついつい厳しめに見ちゃう人も多いのではないでしょうか？

Comp FET-76 はそんな中でもだいぶ評価は高い方とはいえ、もっといかにもなサウンドのアレやコレの方が人気はあるような気がします。

まあ、エミュレーションとはいえ Arturia が作っているので当然 Arturia の音にはなりますからね。

Arturiaってそんなに派手な音じゃないので、その辺りが好みの分かれどころになると思います。

個人的には、音の作りやすさ的にも負荷の軽さ的にも非常に取り回しがしやすくて気に入りました！

1176系プラグインをお持ちの方もそうでない方も、ぜひお試しください！

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