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みんなからブーブー言われてついに去年GUIを一新したMeldaさん。
見た目がちょっとマシになってよかったよかった・・・あれ、でもなんだろうこの寂しさ・・・そんなあなたはMelda依存症にかかっております。禁断症状が出る前に相変わらずなGUIの【MDrummer】でMelda成分を摂取してください!
というわけで、今回はMelda Productionが誇るモンスタードラム音源【MDrummer】の紹介です。
性能はいいけど、なんかとっつきにくそう、難しそうと思われがちなMelda製品。確かに否定できないところはありますが使い方次第でもありますので、今回はMeldaのプラグインを使う時のポイントなんかも合わせて紹介いたします。
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目次
サンプルのダウンロード
MDrummerを初めて開くととりあえずドラムサンプルをダウンロードしようぜっていう画面になります。
まずはEssentialsだけでもオーケー。
全部ダウンロードする場合は結構な容量になりますので外付けSSDなどを使用されている場合は保存先をそちらに変更した方がいいでしょう。
MDrummerの特徴と機能紹介
では、まずはMDrummerの機能と特徴を見ていってみましょう!
ヘルプボックス
その前に、プラグインの至る所にある?(ヘルプ)の紹介をします。
よくポインタを合わせると一言ヘルプみたいなのが表示されるプラグインがありますが、こちらは?クリックすると機能を解説したヘルプボックスが開く仕様になっております。マニュアルいらずな感じですね。
ただし、このヘルプボックスは右クリックや選択ができませんので、翻訳したい場合は Display in web browser をクリックしてブラウザで開く必要があります。
QUICK SETUP
基本的な機能は一番左の QUICK SETUP だけでコントロール可能です。
ここでざっくりと音やパターンを決めて、さらに細かくいじりたい場合は他のタブに切り替えてエディットするというのが基本の流れになります。
上の部分で全体のボリュームや広がり、ピッチなどを調整できます。
SELECTORでドラムセットを選び、
右側のRHYTHMESでドラムパターンを選びます。
あとはプレイボタンかINTROボタンを押せばパターンが再生されます。
お好みでBreakやChorusなどパターンを切り替えながら演奏してみてください。
シャッフルやHumanization(人間的な揺らぎを加えるやつ)にもこちらからアクセスできます。
セットの音を変更したい場合はDESIGNERから。
なんか音がドライすぎるなと思ったら、MASTER EFFECTSからお好みのマスターエフェクトを選べます。(ミキサーセクションのインサートエフェクトも合わせて変更されます)
パターンをトリガーせずにパッドや鍵盤で演奏したい場合や打ち込みたい時はDrum Pad Modeにしてください。
MIXER
ドラムセットのボリュームバランスやエフェクトなどの調整をしたくなったらこちらのセクション。
センドエフェクトやマスターエフェクトなどもかけられる、めっちゃ本格的なミキサーが付いています。
エフェクトもこの充実っぷり。
Turbo系まで入っていてMeldaオールスターって感じです。
どうしても他社のプラグインを使いたいのでなければパラアウトせずにこれで十分だと思います。
DRUMSET EDITOR
Quick SetupのDesignerよりももっと突っ込んでいじりたくなったらこちら。
サンプルの変更やエディット、ベロシティレイヤーなど色々な調整ができます。
サンプルもたくさん入ってますし(70GB越えの大容量サンプルを追加で無料ダウンロードできます)、オシレーターで作ることもできますよ。
RHYTHM EDITOR
専用のシーケンサーを使ってリズムパターンを作ったり編集したりできるセクションです。
こちらもMeldaだけあってかなり細かく作り込むことができます。
できたループはセレクターに割り当ててトリガーしてもいいですし、DAWのタイムラインにドラッグ&ドロップで貼り付けることもできます。
CPU負荷
負荷についてはドラムセットによりけりといった感じですね。
こんなもんのやつもあれば、
それなりのやつもあります。
ちなみに、使っていてなんか安定しないなという時は上の方にあるMulti Coreボタンをオフにしてみてください。
使い方のポイント
他にも曲のリズムアレンジを色々試せるSONGやRHYTHM GENERATORなど、とにかく様々な機能が搭載されていますが、別に全部をフルに使う必要はありません。
色々な使い方を想定して色々な機能を付けるのはMeldaの良いところでもあり悪いところでもあります。
せっかくざっくりと簡単に使うこともできるのに、なんだか複雑な雰囲気が醸し出されてしまうんですよね。
ドラムパッドモードでリアルタイム入力オンリーで使うのもアリだし、シーケンサーで作ったリズムをその都度貼り付けていくのも良いと思います。
もちろんオシレーターで気に入ったキックを作るだけでもOKです。
基本的には自分の好きなやり方や気に入った機能を中心に使って、こだわりたいところだけちょっと深入りする、といった感じで全ての機能を使おうと思わないのがMeldaの使い方のコツだと思います。
参考動画
まとめ
あらゆるジャンルやワークフローに対応できる可能性を持ったモンスタードラム音源ではありますが、このプラグイン自体に明確な特色や方向性があるわけではありませんので、イマイチ掴みどころがない上になんだか難しそうなイメージばかりが先行してしまうのかなと思います。
でも、使ってみると意外とサクサク使っていけますし、音やリズムも少し手を入れれば自分好みに仕上げることができるようになっています。
インサートしてちょろっと選ぶだけで良い感じのドラムが~とは流石にいきませんが、ざっくりそれなり〜こだわりたい人まで幅広く対応できる懐の深さを持っているドラム音源です。
使いこなせればどんなジャンルの音楽もこれ1台こなせるくらいの性能がありますので、ぜひお試しください!
とにかく少ないステップでカッコいいドラムトラックを作りたい方は UJAM の Virtual Drummerシリーズ
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