トラック一つでシネマティックなサウンドが簡単に作れちゃうインストゥルメント！Sampleson【Sandstorm】レビュー

独自のモデリング技術で味わい深い鍵盤音源を展開しているSamplesonが新製品【Sandstorm】をリリース！

今回は特定の楽器のモデリングではなく、映画やゲームっぽい音楽または効果音を簡単に作成できちゃう時短系音源になります。

ストリングス、ブラス、ピアノなどのアコースティック楽器からシンセ、グラニュラーまで、１７のハイクオリティな音源を内包しており、このプラグイン１台でシネマティックなサウンドスケープから壮大なオーケストラ・サウンドまでを表現することが可能です。

BGMはもちろん、曲作りでアンビエントなテクスチャーが欲しい時などにもオススメですよ！

参考

DTM用語集（11/1更新）

サンレコ 〜音楽制作と音響のすべてを届けるメディア

Sandstorm の特徴と機能紹介

プリセット

基本的な使い方としては、プリセットからお好みのサウンドを選んで、あとはテキトーに鍵盤押さえてマクロ・コントロールをぐりぐりすればなんかいい感じになります。

アルペジオ系のプリセットもありますので、指一本でもけっこう雰囲気出ますよ。

レイヤー・リスト

収録されているレイヤー可能な楽器一覧です。

映画音楽風の定番ストリングス＋ブラス＋コーラスという王道をしっかりと押さえています。

ピアノとシンセでドリーミーなサウンドもバッチリ。

グラニュラーはテクスチャー要員ですね。

下のミキサー画面で各楽器のボリューム・バランスを調整できます。

もちろんそれぞれの楽器をソロで使うこともできますし、ストリングスだけ、シンセだけとかで使うのもアリです。

また、各楽器には専用のエディット画面があり、そこそこ音を作り込むこともできます。

マクロ・コントロール

Sandstormは「DRAG THE MOUSE OVER THE SCENE」と書いてあるあたりがマクロになっていて、マウスで左右にドラッグすることで割り当てた複数のパラメータを一気にコントロールできるようになっています。

割り当て方は、目的のパラメーターを右クリックして「Add to Mouse-Drag Controller」をクリックすればOK。

マクロ・タブで変化の向きや量などをさらに細かく設定することができます。

リアルタイムでオートメーションを記録することもできるはずなのですが、私がやってみたところマクロ自体のオートメーションではなくマクロに設定されている複数のパラメーターを一気に書き込む感じになってしまい上手くいきませんでした。

マクロのパラメーターをMIDIコントローラーなどに設定するか、それとも単純にマシンのスペックが高ければ問題なくできるのかは分かりませんが、とりあえずプラグインのオートメーション一覧からマクロを選んで手書きすれば大丈夫でした。

参考動画

メーカーによる紹介動画

トレーラーごっこしてみた（デモ曲）

トラック一つでちょろっと弾いたものにテキトーな画像とテキストを合わせただけですが、なかなか楽しめます！

まとめ

劇伴なんかを想定したプラグインなのだと思いますが、アンビエント系のジャンルにもオススメです。

また、曲の冒頭やブレイクなどでちょっと雰囲気出したいなって時なんかにも重宝しそうですね。

こういった複数のサウンドを緻密にレイヤーさせて作るのは１からだと時間かかりますので、一気にコントロールできちゃうのは非常にありがたいです。

それでいながら個別にもちゃんと使えるので、ちょっとお得な感じもします。

ぜひやってみてくださいね！

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