ヘッドフォンで理想のミックスルームをシミュレートできる超便利プラグイン!Dear Reality【dearVR Monitor】レビュー

スピーカーでバッチリだったのにヘッドフォンで聞いたら「あれ?なんか違う〜」(またはその逆)みたいなことってありますよね?

スピーカーだと左右の音が混じり合うクロスフィードがあるとか、ヘッドフォンだと空気感がないとか、色々条件が違うから起きる現象でして、今回紹介するプラグインはそこら辺の違いをうまいこと補正してくれる便利グッズDear Realityの【dearVR Monitor】です。

要は、ヘッドフォンで良い感じのミックスルームでスピーカー鳴らしてる感じをシミュレートできちゃうという代物です。

さらには車やクラブなどの設定もありますので、色々なリスニング環境で聴いてみるというミックスやマスタリングでの重要なステップにもかなり役立ちますよ。

dearVR Monitorの特徴と機能紹介

こんな人にオススメ

移動が多い人

移動が多く出先で制作やミックス作業をしなければいけない方はヘッドフォン率が高くなりますよね。

もちろん、自宅のスピーカー環境とお気に入りのヘッドフォンとの差を覚えておけば出先でもスムーズにできると思いますが、スピーカーとヘッドフォンよりもスピーカーとバーチャルミックスルームを使ったヘッドフォンの方が音響の差が少ないため脳内補正が少なくて済むことが利点です。

実際のスピーカーとdearVR Monitorを使ったヘッドフォンを聴き比べてみましたが、思ったよりも再現度が高くて驚きました!

自宅の制作環境に制限がある

  • 大きな音が出せない
  • 部屋の音響特性がいまいち(響きすぎとかデッドすぎとか)
  • 良いスピーカーは高いからまずは良いヘッドフォンを・・

のように、リスニングの比重をヘッドフォンの方に置かざるを得ない方にもオススメです。

リスニング環境を比べるときの時短

ミックス、マスタリング時に色々なリスニング環境でチェックすることが大事だよ〜」なんて聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

分かっちゃいるけど、いちいち書き出したりスピーカーを切り替える環境を作ったりするのも大変ですよね。

そこでスピーカーシミュレーター的なものをマスタートラックにインサートして別の環境での聴こえ方の違いをシミュレートする、という方法があります。(リアリティはそこまで重要ではなく、あくまでも音響特性が変わったときにちゃんんと成り立つか、が大事)

Audifiedの【MixChecker】やNoiseAshの【SpeakerSim】なんかが代表でしょうか。

私はこれまで【SpeakerSim】をよく使っていましたが、SpeakerSimの方が極端でdearVR Monitorの方がナチュラルな感じです。

そうは言っても実際にスマホや車、イヤホンなどでのチェックはしましょうね。

ヘッドフォンとスピーカーの使い分け

「スピーカーでミックスしましょう」「いやいやヘッドフォンでも〜」みたいな議論があったりすると思いますが、実際にはそれぞれの利点がありますので使い分けるのがベストでしょう。

ですが、スピーカーを切ってヘッドフォンをつけて・・といったこと何回も繰り返すのは面倒臭いですよね。

dearVRを使えば、ヘッドフォンで細かい音にフォーカスしつつも1クリックでスピーカーでの聴こえ方との差をチェックすることができます。

ヘッドフォンをつけたり外したりがなくなるわけではありませんが、だいぶ回数は減らせると思います。

数クリックでリスニング環境をカチカチ切り替えられる(比べられる)のでかなり時短になりますよ。

素晴らしい一つの環境で聴くよりも比べるのが大事ですからね。

使い方

基本的にはDAWのマスターバスにインサートして使用する感じになります。

Input

スピーカーのセットアップはステレオから9.1.6まで幅広く対応しています。

レベルマッチ機能がついたバイパスも気が利いてますね。

Control Room

11のリスニング環境から選ぶことができます。

メインのミックスルームはこんな感じ。

  • Mix Room A・・・バッチリ調整されたミックスルーム
  • Mix Room B・・・Aと基本同じだけどやや広い
  • Mix Room Large・・・でっかいコンソールが置いてあるクラシックなミックスルーム
  • Analytic Dry・・・完全に響きがないダイレクトなサウンド。(スピーカーのクロストークは再現)
  • Analytic Position・・・無響ながら、スピーカーのクロストークと初期反射はシミュレート

さらにそこからAmbienceとFocusのパラメーターで拡散量やバイノーラル感などを好みで調節していくことが可能です。

自分が心地よいと思う設定に近づけて理想のミックスルームをシミュレートするのも良いですし、出先作業が多い方は自宅のスピーカー環境に近づけるのもありだと思います。

Output

ヘッドホンモデルを選んで周波数特性を補正するツールも付いています。

有名どころがずらり。

私はBeyerdynamicのDT770を使っているので試しに設定してみましたが、うちの環境ですとなぜかオフの方がスピーカーに近い感じでした。

参考動画

メーカーによる紹介動画

まとめ

というわけで、これまでなんとなくこういう系のプラグインを敬遠してきましたが、実際に使ってみるとめちゃくちゃ便利ですね!

モバイル環境をアップグレードしたい方はもちろん、それ以外の方にもかなりの恩恵があるプラグインだと思います。

だからと言って「100%ヘッドフォンでいいんじゃね?」とはもちろんなりませんけど、私はとりあえずdearVR Monitorをマスターバスにインサートしてテンプレートを上書き保存しました。

スピーカーかヘッドフォンかという二択からリスニング環境の選択肢が増えるのが一番の利点かもしれませんね。

皆さんもぜひお試しください!

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