６つの個性豊かなヴィンテージ機を基にしたスプリング・リバーブ・プラグイン！Pulsar Audio【Primavera】レビュー

ヴィンテージ・ハードウェアをエミュレートした高性能プラグインでおなじみのPulsar Audioのスプリング・リバーブ・プラグイン【Primavera】の紹介です！

スプリング・リバーブ自体リバーブの中でも個性の強い方ではありますが、Primavera はヴィンテージ・リバーブ機を基にした個性豊かな６つのアルゴリズムを備えていますので、非常に表現力豊かなリバーブ・プラグインとなっております。

こもったローファイ・サウンドやダブに使ってくださいと言わんばかりのいかにもなサウンドから、より現代的なハイファイなものまで、カラフルなスプリング・リバーブ・サウンドで幅広い音作りを楽しむことができますよ！

参考

DTM用語集（11/1更新）

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Primavera の特徴と機能紹介

メイン・パラメーター

下の６つのスイッチでリバーブ・ユニットを切り替えることができます。

いずれもハッキリとした個性を持っていますので、楽器や作りたいサウンドに合わせて使い分けられますよ。

それ以外のノブはこんな感じ。

• Predelay・・・通常のプリディレイと同じ使い方でOK。
• Tension・・・バネのテンションを調節。上げる（張りを強くする）と高域が強調されタイトに、下げると暗くてゆるいモワッとした感じのサウンドに。
• Decay・・・リバーブ・テールを調節するディケイ。
• Excitation・・・ダイナミクスに対するリバーブの反応を調節。上げるといかにもスプリングな音になります。
• Width・・・リバーブのステレオ幅を調節。（TWANGは強制的にモノラルになります）

バネのテンションを変えられるのがかなり便利ですね。

ちなみに、上のスプリングは単なる飾りではなく、クリックすることで直接バイ〜ンってすることができます。

強烈なセッティングにして効果音的に使うのもアリかも。

プリアンプとフィルター

ドライブは４極真空管とゲルマニウム・トランジスタを切り替えられます。

フィルターはハイパスとローパスの二つ。

ちょっとツマミの位置的にわかりにくいですが、ドライブは原音（ドライ）にかかり、フィルターはリバーブ（ウェット）音にかかる仕様になってます。

アウトプット

アウトプットの方にも便利な機能が付いています。

ゲインを調整できるボリューム、ドライ／ウェットのミックス、ハイミッドを加えて抜けを良くするプレゼンス、お馴染みダッキング、などを備えています。

ちなみに、ミックスを完全に左に振り切ってリバーブを０にしてもプリアンプは有効のままです。

また、ダッキングは外部からのサイドチェインにも対応していますので、例えばスネアに合わせてリバーブにダッキングをかけたりすることもできますよ。

プリセット

プリセットはそんなに多くはないですが、各リバーブの使用例としてなかなか勉強になりますね。

CPU

CPUへの負荷は選ぶリバーブ・ユニットによって変わります。

これくらいのものもあれば、

けっこう高いのもあります。

ただ、ローファイなほど負荷が低いというわけでもないようです。

参考動画

メーカーによる紹介動画

テキトーなループにかけてみた（デモ動画）

まとめ

基本的にはクセつよ系リバーブですが、リバーブ・ユニットの選択とフィルター、ダッキングなどの調節でかなり使いやすくはなっています。

なので、さりげないリバーブ効果を期待するようなプラグインではないかもしれませんが、一応そういう使い方もできるくらいの柔軟性はあります。

一方で極端な設定にしてスプリングを直接鳴らしたりといったぶっ壊れた使用方法もできますので、かなり音作りで遊べるリバーブですね。

ぜひ、チェックしてみてください！

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