【MIjapan東京校】の当時の校風を卒業生が紹介します。

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私が通っていたのはもう今から20年以上前になります。

そのころは日本校ができてまだ2、3年くらいで(MIの本校はアメリカ)、カリキュラムも全部ロスの本校と同じものを使っていたので全編英語でした。

先生がちゃんと説明してくれたので大丈夫でしたが、英語の点数が悪かった私は軽い眩暈をおぼえた記憶があります。今となってはそれが役に立っている部分もありますので、それはそれでよかったのかな。現在はちゃんと日本語になっているらしいのでご心配なく。

そんな大昔のことですので今とは違う部分もたくさんあると思いますが、なんとなく当時の校風、雰囲気なんかを感じていただけたら幸いです。

では学校の特色についていくつか見ていきましょう。

入学までの流れ

基本MIjapanは専門学校ではない

MIの当時の考え方は、在学中にプロとして仕事が増えてフェードアウトするのが一番の理想としていたので、在学中からどんどん仕事してほしいということで認可になっていないということでした。

ちゃんと卒業しましょうね、という普通の学校と一番違うところですね。

ですので、卒業しても特に学歴的には何もなりません。編入にも役に立たないし、就職にも特に役に立たないと思います。

入学時も入学後も無試験

入学に特別な資格や試験はいりません。というか何もいりません。お金だけです。
※注 アメリカの本校は別です

そして入学後も特に試験らしいものは一切ありませんでした。もちろん追試とか留年とかとは一切無縁です。

一見楽そうですが、7割(だったかな?)が理解したらガンガン進む(その日の出席者の7割です。てか、そんなの関係なしに進んでいったような気も)という方針なので、ちょっと遅れるとどこまでも置いて行かれます。ある意味おそろしいシステムです。

どこの専門もそうらしいですが、そんな感じなので半年で半分くらいの学生は来なくなります。その後はちらほらフェードアウトしていく感じですね。

魔のレベルチェック

試験はありませんが、さすがに入学時にはレベルチェックがあり、それをもとにクラスが決まります

しかし、その後試験がないのでレベルが上がろうが下がろうがクラスはずっと変わりません。今考えるとかなり1発勝負な感じでしたね。

レベルの高いクラスはすでにプロで仕事されているような人もいたりするので、色々なことを吸収できるし良い刺激にもなります。したがって、入学時にそれなりのレベルにあるほうが有利です。

※この辺のシステムはだいぶ変わったらしいですね。


授業内容

色々な必修科目がある

この辺は普通の学校と同じで、理論の授業やアドリブ、イヤートレーニング(ソルフェージュにあたる)、リズム、初見など基本的な必修科目があります。

ちなみに7割システムで進んでいくのがこの必修科目です。

必修の他に各先生のクラスがある

必修の他に、色々なジャンルの先生のクラスがあり自由に参加できます

スタジオ系の先生だったら実際の現場っぽい感じで楽譜渡されて、
「ここはあんな感じで~」
「なにそれ、もう一回」
「・・・はい、次の人~」
みたいな。

ジャズ系の先生はアドリブやバッキング回したりとか。

コード書いてバッキングトラック流して寝ていた先生もいたので、内容も各先生の自由だったんじゃないかな。とりあえず世界は広がると思います。

バンドの授業がある

全学科合同でバンドの授業があります。

毎回やる曲やジャンル、メンバーが行くまでわからないので、日によっては「Vo、B、Gt×5」なんてわけわからん編成になってしまう時も。

そんな無茶な編成の時もあるので、アレンジや構成を変えたりしながらやったりもして非常に勉強になります。

それまでピロピロメタラーだったみんなが、アースやサンタナ、山下達郎とかに悪戦苦闘する様は大変だったけどなかなか面白かったです。

何でもいきなりやる

どの授業も「ま、とりあえずやってみて」といった感じで、とにかく実践あるのみです。

分かりません、できません、見学は基本ナシです。

  • 様子見したいから自分が一番にならなくて喜ぶ→前の人らがめっちゃうまくて逆にプレッシャー
  • 自分が真っ先に撃沈→それ見て他の人が上手くやる

大体この2パターンでしたね。

できなかったら後から練習するなり何なりしてついてこいよ、って方針です。そもそもクラスは毎回何やるかわからないので予習とかできませんしね。

必修のクラスで基礎力、各先生のクラスやバンドで応用力が鍛えられる感じです。

怒られない

どんなに練習しなくても、学校来なくても注意されることはありません

MIは卒業生を一定のレベルに上げるというのではなく、「色々そろってるから学びたい人は好きに使ってね」という感じなので、「言われないとやらないようなやつはダメ」みたいな空気が漂っています。

非常に放任でドライな感じですが、実はそれが一番の特徴でもあり良いところだったと思います。

実際に音楽関係の仕事をしているとわかりますが、MIはかなり現場の雰囲気に近いです。そういった空気をいち早く感じられるというのがMIの一番の魅力かもしれませんね。

その後

誰でも卒業できる

入学はお金さえ払えば誰でも入れますが、卒業はもっと簡単です。

無試験なので、実は一度も行かなくても大丈夫なのです。ある日システマチックに卒業証書が送られてきます

試験が厳しいので有名な専門なんかですと、「あ~あそこの卒業生なら」と一定のレベルを証明する効果がありますが、MIjapan卒は雰囲気だけはあるものの、実情を知っている人にはまったく効果のない経歴だったりします。

ちなみに、MIは卒業式みたいなのも特にないので、ちゃんと通っていても最後はフェードアウトでぺらっと証書が送られてくるというシュールな学校でした。

最後に

そんな感じで、いかがだったでしょうか。

だいぶ昔の話ですので、今とは違っている部分もかなりあるとは思いますが、話に聞く感じですと「現場主義なドライな校風」と「ピロピロ速弾きキッズ」の2点は今も変わらぬ風景なようです。

というわけで、進学を考えている方はちょっとした参考に、昔通っていた方は当時を懐かしんでいただければ幸いです。