サウンドデザインはプロンプトとAIガチャ次第、という画期的なソフトシンセ!guk.ai【Sistema2】レビュー

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世はまさに、大AI時代!

ってことでDTM界もAIで溢れかえってきていますよね。

AIがマスタリングしてくれたり、ミックスしてくれたり、DAWの相談に乗ってくれたり、あちこちにいらっしゃいます。

そんな中、「シンセの音色もAIに作ってもらったら良いんじゃね?」と思ったのかどうかは分かりませんが、AIが自動でサウンドデザインしてくれる、時代の流れに乗りまくったソフトウェア・シンセサイザー・プラグインSistema2】が登場しました。

非常に可能性のあるコンセプトであることは間違いないですが、現時点で実際のところどれだけ使えるものなのか?

AIを使う主な目的はアイデア出しと時短だと思いますので、その辺りに注目して見ていってみましょう!

Sistema2 の特徴と機能紹介

使い方の流れ

何はともあれ、まずはAIさんに作って欲しい音色のイメージを伝えなくてはいけません。

自分のイメージを上手くプロンプトに落とし込めなくても大丈夫。

あらかじめ音色のタイプとキャラクターが用意されていますので、プリセットのカテゴリーを選ぶ要領でここから選択することもできます。

AIらしくプロンプトを入力する方法は思い通りにいかない部分もありますが楽しいですよ。

あまりにも関係ない語句を入れると「え、Sistema2はシンセだよ?」って感じで弾かれます。

Kickなどのリズム系も「え、Sistema2はシンセだよ?」って感じで弾かれます。

当たり前かもですが、「Super Saw」のように名前とサウンドのイメージが一般的なものはスムーズです。

まあ、この辺は人に「こういう音作って」とお願いするときと変わりませんね。

全然プロンプトと違う音をゴリ押ししてきて「あ、こいつさては分かってないな?」となることもあります。

Sineなどの波形指示はあまり聞いてくれませんでした。

「Moog Bass」みたいな有名シンセ系は意外とそれっぽい音作ってくれたりもします。

「Ambient Pad」などのジャンル系も結構雰囲気つかんだ音を生成してくれたり。

「なんかちょっとイメージと違うんだよな」って時は、デカいガチャボタンを気に入ったものが出てくるまで押し続けるか、諦めて違うプロンプトを試してみるかって感じです。

4つのマクロは生成された音色によって変わります

フィルターやADSRなど、さらに細かくエディットできるパネルも用意されていますが、あくまでもプラスアルファな効果と考えてください。

基本的にマニュアルで音色をどうこうする余地はあまりないと思っていいでしょう。

プリセット

気に入った音色はプリセットとして保存することができます。

同じプロンプトを入力してもその時々で出てくるものが違いますので、「お、これはなかなか」と思った音色は直ちにプリセット保存しておきましょう。

参考動画

メーカーによる紹介動画

まとめ

というわけで、「ぶっちゃけ思ってたのとちょっと違うけど、これはこれで面白い」というのが素直な感想ですね。

最初イメージしていたのは、制作時に「こういう音色が欲しい」というのをプロンプトで入力すれば即座に用意してくれる凄腕アシスタント的な時短ツールでしたが、ある程度やっている人でしたらお気に入りのシンセやプリセットから自作した方が早いかもしれません。

特にマニュアルでのエディットが弱いので、「ここをあと少しいじればドンピシャなのに」をいじれないのが痛いですね。

そのかわり色々なプロンプトを試してガチャるのは楽しいです。

1から作ると大変な音色や、自分の発想では出てこなそうなサウンドを生成してもらって集めていくアイデア出しの部分では大いに活躍してくれます。

そして、最後にこれが一番重要なことですが、プロンプトのコツはだんだんつかんで思い通りの音色に辿り着きやすくなるとしても、あくまでもSistema2のシンセエンジンを使って音を生成していると予想されるため、どこまで行ってもSistema2の音であることには変わりません。

なので、万能ツールみたいなイメージではなく、シンプルにSistema2の音が気にいるかどうかで選べば良いのかなと思います。

ぜひお試しあれ!

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