「低負荷、質良し、機能も充実」なトラック処理にオススメのEQプラグイン!Crave DSP【Crave EQ】レビュー

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イングランドのメーカーCrave DSPEQプラグインCrave EQ】を紹介します。

負荷が軽く、質も良く、機能や音の幅もあり使用感も良いという、トラックに挿していくのに最適なEQです。

私もなんだかんだで一番よく使っていると思います!

Crave EQの特徴と機能紹介

Crave DSPは、英国在住のプログラマー、物理学者のKeith Wood氏によって設立された会社(個人でやってる?)で、プラグインのラインナップもCrave EQだけという潔さ。

肩書きが科学者でソフトウェアエンジニアという音楽畑ではない(デジタルオーディオマニアではあるみたいですが)ところが面白いですね。

そもそもCrave EQを見つけたいきさつですが、Valhallaリバーブみたいに機能的にシンプル質が良く、良心的な値段設定(セールでバカみたいに安くなったりして「元値の意味!」ってツッコんだりしないやつ)のEQがないか探していたところ偶然発見しました。

どこのプラグインショップも扱っておらず購入はメーカーページのみですので、今となってはどうやってたどり着いたのかもわかりません。

フィルター

フィルタータイプ

カットシェルビングピークバンドパスノッチといった定番に加えチルトもあるので、ざっくりとした音の調整から細かい処理まで対応できます。

ちなみに、フィルターのタイプはドロップダウンや右クリックから選んでもいいですし、ポインタを当てる位置でも自動的にフィルタータイプが変わるタイプです。(左端の方に当てるとローカット、もう少し右だとローシェルフ、真ん中エリアだとピークといった感じ)

Transparentモード

Crave EQはデジタル(ゼロレイテンシー)、アナログリニアトランスペアレントの4つの位相モデルから選択できますので、色々な状況に対応することができます。

中でも特徴的なのが高域をリニア、低域をアナログで処理する良いとこどりなトランスペアレントモードで、尚且つ低レイテンシー、低負荷に押さえられているのが使いやすいポイントです。

L/RとM/S

L/RとM/Sも各フィルターごとにちゃんと選べるようになっていますので、「高域のサイドを上げてステレオ感を出しつつ右のピークをカットする」みたいなことも簡単にできます。

LとRは色分けされ、さらにポインタのところでそのバンドがL、R、M、Sのどれなのかがわかるようになっています。

また、M/S、L/Rをツマミで段階的に調整することもできます。

しょっちゅう使うわけではありませんが、たま〜にあると便利な時がある機能ですね。

その他機能

アナライザー

私はそんなにいじりませんが、アナライザーの設定もこだわることができます。

オートゲイン

EQの設定を変えた時に自動でゲインを処理前とそろえてくれる機能も搭載されています。

もちろん手動でイン/アウトのゲインも調整できますが、さらに加えてM/SとL/Rのバランスも調整できちゃうという。

キーボード

今時のEQでよく見る鍵盤を表示させるやつも付いてますよ。

他にもA/B比較、バンドのミュート、位相反転などの基本的な機能もバッチリ!

まとめ

といった感じで、色々ハイレベルにできるけど音楽的に尖った部分がないのが利点でもあり欠点でもありますが、「もっとこうしたい」と思ったら他のプラグインに変えるか合わせて使えばいいですし、思わなければそのままCrave EQでいいやって感じで分かりやすくていいと思います。

やはりこのクオリティでスムーズな使用感と低負荷を実現しているところが1番の魅力ですね。

かなりマニアック(日本では特に)なEQプラグインですが、高い性能と使い勝手かつリーズナブルなお値段なのでもっと流行ってもいいんじゃないかな~と思っております。(といっても59ユーロなので、セールでそのくらいになるプラグインと同じクラスと思ってOK)

ぜひチェックしてみてださい!

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