レイヤーでの強化から1から生成まで、キック・ドラムの頼れるプラグイン!Boz Digital Labs 【Sasquatch 2】レビュー

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圧倒的な軽さ手頃なお値段、そして安定した性能のプラグインが特徴のデベロッパーBoz Digital Labs

そんなBozのラインナップから、キックをいい感じに強化できるプラグインSasquatch 2】を紹介します!

基本的にはSasquatch 2でキックのボディやアタックを生成し、それをトリガーでレイヤーすることによってキックを強化できる、というものになります。

サチュレーションやコンプレッションなどのオーディオエフェクト的な強化の仕方ではなく、ジェネレーター的なプラグインですので、キックを1から生成してMIDIで鳴らす(インストゥルメントとして使う感じ)ことも可能ですよ。

Sasquatch 2 の特徴と機能紹介

ジェネレーターとミキサー

Sasquatch 2はキックの低音を含むメインのボディ部分を生成するOOMPHと、高音域のアタック部分を生成するCLICKドライ音のDRYという3つのセクションからできています。

各セクションのボリューム・バランスやソロ、ミュートは上段のミキサーセクションでコントロールできます。

原音に好みのバランスで混ぜることができますし、アタックだけボディだけレイヤーすることも可能ですよ。

OOMPH

4つの波形(サイン、トライアングル、スクエア、ノコギリ波)から選択できます。

また、リンクを解除するとこんな感じで上下違う波形を選べるようになります。

あとは、キックの基本ピッチドロップの具合(高い音から落ちてくるエレクトロなあれ)、テールの長さやアタックの速さ、高域を丸くするRound、といった機能で大体のシェイプはいじれるようになっています。

ピッチはMIDIノートでコントロールすることもできるので、ちょっと変わった効果を狙ってもいいかもしれません。

CLICK

クリック・ノイズを生成するセクションです。

ノイズの長さ、ハイパス、ローパス・フィルターとそれぞれのレゾナンス・コントロールがあります。

ノイズ・ジェネレーターですので、普通に裏打ちハイハットなんかをこれで打ち込むこともできますよ。

サスティンをオートメーションで動かせばオープン、クローズも表現可能!

まあ、やらんけど。

DRY

ドライセクションと言いつつ、ここにあるベースブーストハイパスフィルターリミッターの3つはいずれもドライ/ウェットどちらか、もしくは両方に適用可能です。

ハイパスでドライ音の低域を削ってSasquatch側の低域の割合を大きくしたり、ドライブ付きのリミッターでドライとウェットを馴染ませたり、色々便利に使えます。

トリガーとサイドチェイン・フィルター

トリガーの方式は、トランジェントボリュームMIDIの3つになります。

その下にはスレッショルドとサイドチェイン・フィルター

スレッショルドとフィルターは、モニターボタンと波形も見ながら設定できますよ。

参考動画

メーカーによる紹介動画

まとめ

クリック音をプラスしてミックスの中で目立つようにしたり、ローエンドをコントロールしてキックの重心を落としたり、色々使えるプラグインです。

選んだキックのサンプルがなんか物足りないな、って時にレイヤーする他のサンプルを探すよりも早く仕上げられると思います。

ただし、Sasquatchはインサートしてノブをチョロっといじれば良い感じにしてくれるようなプラグインではありませんので、あくまでも「キックの音作りに慣れている人には」という感じにはなってしまいます。

この辺は、自由度が高くできることが多いプラグインの宿命ですね。

多少知識があれば十分使いこなせると思いますので、キックのサウンドデザインの練習がてら導入してみるのもオススメです。

ぜひ、お試しください!

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