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数々のプラグインを使ってきたプロデューサーの「こんなのが欲しい」を具現化したデベロッパー time off audio の超便利ツール dime[ms] の紹介です!
M/S処理、Mid/Sideプロセッシングって一時期流行りましたよね。
最近のEQやコンプレッサーなんかはだいたいM/Sモードを選べますので、もうそんな特別感はないかもですが、まだないものもありますし、そもそもそういう使い方を想定していないエフェクトもたくさん。
でもM/Sで使いたいよーって時はこの【dime[ms]】の出番です。
dime[ms]は要は入力音源をミッドとサイドに分けるスプリッターで、分けたそれぞれに好きなメーカーの好きなエフェクトをかけられるというものです。
これにより、M/SモードがないエフェクトでもM/Sで処理できちゃいますよ。
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目次
dime[ms] の特徴と機能紹介
プラグインのスキャン
dimeはそれだけでどうこうするようなプラグインではありませんので、まずは現在インストールされている他のプラグインをスキャンしてリストアップするところから始めます。

ただし、全体をスキャンするとdimeでは使わないようなインストゥルメント・プラグインとかもリストアップされてしまいますので、よく使いそうなプラグインのみドラッグ&ドロップで追加していくのもリストがすっきりして良いと思います。

後から必要なさそうなプラグインをリストから削除したり、やっぱり追加したりということも簡単にできます。

ちなみに、プラグインは自動でメーカーやカテゴリーに分けられ整理されます。

また検索機能も結構強力で使いやすいです。
延々とスクロールしながら目的のプラグインを探すなんてことにはなりませんのでご安心を。

コントロール
使い方としては、MidだけSideだけもしくは両方を処理したいトラックにdime[ms]をインサートして、あとは好きなエフェクトを適用していくだけです。

MidとSideのバランス調整だけならdime[ms]単品でもできます。


適用できるエフェクトは一つだけではありません。
それぞれのオンオフや順番の入れ替えも簡単にできますし、エフェクト・チェーン全体のDry/Wetも調整できます。
下部にはインプットとアウトプットのゲイン調整とエフェクト全体のDry/Wetがあります。

パラメーターマッピング
で、便利なのがこの機能。
使っているエフェクトが多いと、一つ一つのエフェクトを開いて調整して閉じてを繰り返すのがめんどくさいですよね。(あ、マルチディスプレイ・マウントは禁止な)
そんな時は、調整したいパラメーターをprameter mappingsに登録しておけばそれぞれのエフェクト画面をいちいち開かずにパラメーターを調整することができちゃいますよ。

登録するパラメーターは、使っているエフェクトのパラメーターがずらっと並んだリストから選ぶ感じですが、検索機能がありますので割と簡単に探せますよ。

CPU
スプリッターですので負荷は高くないです。
といっても、そんなに多用もしないか。

参考動画
まとめ
個人的にはそんなにM/Sでの処理はやらない方ではありますが、それでもたまに欲しいタイミングはあります。
ちなみに、サイドってのは左右の位相差のデータですので、サイドをソロにして後段にトラックをモノラルにできるエフェクトとかかけると音が消えるという有名な実験をやってみても面白いですよ。
そんなわけで、サイドの音をいじるのはステレオ環境でのリスニングでないと効果が薄いわけですが、ワイヤレスイヤホンの普及などでより極端なステレオ環境でのリスニングも増えていますので、そこをターゲットに作り込むのも有効だと思います。
逆に、ドラムループのキックやスネアとか、ミッドだけいじりたいという場面の方が多いかもしれませんね。
Mid/Sideに分けるスプリッターならDAWにもう入ってるよって人は、それで十分か?dime[ms]で使いたい機能があるか?比べてみるといいでしょう。
というわけで、Mid/Sideプロセッシングやってみてね!
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