軽いCPU負荷とジャンルを選ばず使えるクセのないサウンド。愛用ソフトウェア・シンセサイザー・プラグインを語る!u-he【Hive 2】レビュー

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高品質なソフトシンセとエフェクトで人気があるドイツのメーカー u-he

そんなu-heの顔といえば真っ先に思い浮かぶのがDivaReproの2つではないでしょうか。

2つとも有名プロデューサーにも愛用者が多い超人気プラグインです。

Ben Böhmer のシンセサウンドはほぼDivaだそうですよ。

ただこの二つは負荷の高さも有名です。

では、マシンスペック低い人は高品質なu-heシンセの恩恵にはあずかれないのでしょうか?

大丈夫、Hive 2があります!(Zebraという選択肢もあるけど、そういえばZebra3って出ないのかな?)

まあ、サウンドはDivaReproのようなゴリゴリのアナログサウンドとは違いますが、非常に良心的な負荷レベルジャンルを選ばずに使える素直なサウンド洗練されたワークフロー制作のあらゆる場面で活躍してくれるシンセですよ。

Hive 2 の特徴と機能紹介

オシレーターとフィルター

オシレーター、サブオシレーター、フィルター、いずれも二つずつあります。

オシレーターはウェーブテーブルも選択できますよ。

各オシレーター、フィルターはソロボタンを押すとソロ聴くことができます。

例えばOSC1とOSC2をルーティングしてあるフィルター1をソロにするとOSC1とOSC2だけを聴くことができます。

シンセエンジンは、すっきりクリアのCLEAN荒さと太さが出るDIRTY中間のNORMALの3つから選べます。

シーンに合わせてシンセエンジンを使い分けられるのも魅力です。

かっこいいプリセットを見つけたけどイマイチオケに馴染まない、なんて時にシンセエンジンを切り替えてみるとすんなり馴染んだりなんてことも。

真ん中の画面はウェーブテーブルの詳細画面としても機能します。

モジュレーション

モジュレーションは、

  • ADSRが4
  • LFOが2
  • SHAPE(エンベロープ)が4
  • Function Generatorが2

という構成になっております。

いずれもドラッグ&ドロップで好きなパラメーターにルーティングできますよ。

モジュレーション・ホイールに割り当てたりするのも下のボタンを目的のパラメーターまでドラッグするだけなので簡単です。

SHAPEがなかなか面白い機能で、自由に好きなエンベロープを描けるわけではないのですが、そのかわりに用意した形を好きに選択できます。

例えばSHAPE Aは1345のシェイプを4分音符でループし、SHAPE Bは467を8分音符でループする、というようなポリリズムなパターンなんかも作れちゃいます。

使い方次第でかなり面白いことができますよ。

XYパッドも4つ付いてます。が、あまり使っていません。パッドがあるMIDIコントローラーでもあればもっと使うのかな?

モジュレーション・マトリックスもありますので、複雑なルーティングでもとっ散らかる心配はありません。

アルペジェーターとシーケンサー

上側がアルペジェーター、下側がステップシーケンサーとなっております。

オシレーター、フィルター、モジュレーションといった音作り系パラメーターとシーケンサーを同じ画面でいじれるのが何気に使いやすいポイント。

エフェクト

エフェクトは1画面にぎゅっと詰めこまれています。

各エフェクトのパラメーターはざっくりとしたものですが、結構良い感じにかかるので使うことも多いです。

リバーブとかもHIVE側でかけちゃうことも。

エフェクトの順番はドラッグ&ドロップで自由に入れ替え可能。

CPU

そして、肝心のCPU負荷ですが、HIVE2の最大ボイス数である16ボイス(Wavetable)にフィルターでこの負荷です。

GUIからは想像できない軽さですね。

なんのためらいもなく手に取れるシンセは大事だと思います。

参考動画

メーカーによる紹介動画

Hive2を使って曲作ってみた(デモ動画)

全てではありませんが主要なシンセサウンドはほぼHive2です。

動画ではちらっとソロで聴けるようにしています。

ソロにならなかったトラックはHIVEではありません。

まとめ

クセのないサウンド使いやすいワークフロー少ないCPU負荷、さらに動作も安定していますので、とにかく安心して使えるバランスの良いシンセです。

まあ、逆を返せば目立った武器がないとも言えるのですが、そういうのが欲しい時はもっと尖ったサウンドが出るシンセに任せることにしています。

サウンドエンジンは3つ選択できるものの基本的にはすっきり系ですので、DIRTYにしてボイス数を上げてもアナログハード風のざらっとした極太サウンドはでません。

その代わりオケから変に浮くこともなくジャンル問わず馴染みやすいサウンドですので、私はパッドやシーケンスではファーストチョイスになっています。

ちょっと使いにくい点があるとすれば、視認性の良い1画面構成が画面の小さいPCでは逆にちょっと仇となることくらいでしょうか。

私が長年愛用しているシンセの一つですので、みなさんもぜひ試してみてくださいね!

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