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フランスの作曲家Jean-Michel JarreやドリームシアターのJordan Rudessとのコラボで知られるフランスのプラグイン・メーカー BLEASS の初レビューです!
2018年設立ですので比較的新しめのデベロッパーですね。
今時のメーカーはサウンド的にも使い勝手的にも、ヴィンテージ・アナログ・ハードウェア系かモダン系かに方向性がざっくりと分かれると思いますが、BLEASSは完全に後者です。
「ハードウェア風のデザインには何のタクティカル・アドバンテージもない」と言わんばかりのシンプルかつモダンなGUIが大きな特徴となっています。
今回は、そんなBLEASSのパワフルなウェーブテーブル・シンセサイザー【Megalit】を紹介します!
はい、アナログハードっぽい音やGUIが好きな人はもう回れ右しちゃって大丈夫です。
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目次
Megalit の特徴と機能紹介
BLEASSのGUIはマニュアルなしでも使えるくらい分かりやすいのが特徴ですが、1画面完結みたいな分かりやすさではなく、役割ごとにまとめられたタブを切り替えていくタイプになります。
ネットブラウザ感覚。
オシレーター
オシレーターはウェーブテーブルが二つとサブオシレーター、ノイズオシレーターが一つずつという構成。


アンプエンベロープ(ADSR)とベロシティも同タブ内にありますので、どれがアンプのエンベロープかな?と迷う心配はありません。
反面アンプのエンベロープを他にルーティングして活用したりという柔軟性もありません。
ノイズオシレーターに最初から専用のハイパスとローパス・フィルターが用意されているのが嬉しいですね。
ウェーブテーブルも沢山用意されていますよ。

ユニゾンは各オシレーターごとに設定するのではなくGENERALのタブにまとめてあります。
ユニゾンの扱い方が一般的なシンセとちょっと違い、ボイス数(7までいけます)、デチューン具合、ステレオの広がりを設定して、あとはそれを適用するオシレーターを選ぶ方式となっております。


ピッチモジュレーションはVibratoとして速さと適用量を設定するだけになっています。
このように、よく使うルーティングは最初から専用で用意されているのが特徴的ですね。
気が利いていると取るかおせっかいと取るかは人次第。
フィルター/ドライブ
こちらはドライブ関連とフィルター関連のタブ。
ウェーブシェーパーとビットクラッシャー、デュアルフィルターという構成。


こちらもフィルター用のエンベロープはすでにルーティング済みで、あとは各フィルターの適用量などを調節するだけとなってます。
ちなみに、どのオシレーターをどのエフェクトに通すかは自由に決められるようになっています。
モジュレーション
モジュレーションは二つのタブに分かれていて、合計するとLFOが4つのエンベロープが2つ。
それぞれ2つまでルーティング先を選べます。


よりリズミカルなパターンを描けるモーション・シーケンサーも備えています。

モジュレーション・ホイールやアフタータッチなどの外部コントローラーへの割り当てや調整はPerformanceタブにまとまっています。


モジュレーション・マトリックス画面は用意されていませんので、ルーティングを一覧表示で確認することはできません。
セミモジュラーのように自由にルーティングできるタイプではないのでこれで十分という判断なんだと思います。
エフェクト
エフェクトは、マルチバンド・コンプレッサー、ディレイ、リバーブという構成。


アップワード、ダウンワード両方いける3バンドのコンプが強力!
CPU
CPU負荷は見た目的には軽そうな感じがしますが、そんなこともないです。
1オシレーターを7ボイスで鳴らしてフィルターをかけた状態でこれくらいです。

単純なCPU使用率だけ見るとSerumよりちょい高いかな?くらいですが、複数台使っても安定してますので特段使いにくいとは感じませんでした。

参考動画
プリセット中心で使っています。
キックとスネア、ハット以外の音は全てMegalitです。
エフェクトもEQ以外はMegalitのものを使っています。
まとめ
柔軟性よりもシンプルにサクサク使っていけることを重視したような使用感ですね。
非常に分かりやすい構成なので普段シンセをいじっている人ならマニュアルなしで使えます。
ハードウェア感0のGUIは好みが分かれそうですが、こっちの方がマウスで操作しやすいのは間違いないです。
サウンド面に関しても、明るくクリアなモダンサウンドですのでヴィンテージ感は0。
音、機能、負荷の汎用性を考えると、ぶっちゃけメインストリームのシンセと取って代れるようなものではないと思いますが、Megalitならではのサウンドは持っていますので好み次第では独自のポジションに収まれるでしょう。
こういう音がめっちゃ好きならもちろんメインで使ってもいいですし、たまにこういうのが欲しい場面あるよねくらいでしたらサブとして購入するのもアリだと思います。
上記のデモはプリセットをメインで使っていますので、ぜひ音をチェックしてみてくださいね。
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