Safari Audio【Meaw: Chain】レビュー!AI猫さんがサードパーティ・プラグイン使ってかっこいいエフェクトチェーンを作ってくれるよ。

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みなさん、AI猫さん使ってますか?

エフェクトにインストゥルメントにDAWにと、あらゆるところにAI入ってるな昨今、禁じ手とも言える猫のキャラを使った【Meaw:Assist】で今年颯爽とAIプラグイン界に参入してきたSafari Audioでしたが、なんとわずか数ヶ月でAI猫の第2弾が登場です。

「えー猫使ってくるとか、ずるいでしょー」と言いながらポチッとした人もびっくりの早さ。

前作【Meaw:Assist】はAIが音源を聴いて様々な質問に答えてくれたりアドバイスをくれたりする製品だったのに対し、今回新たに発売された【Meaw: Chain】は、AIに音源を聴かせて「こういう音にして欲しい」と注文をすれば、手持ちのサードパーティ製のプラグインから最適なものを組み合わせてエフェクト・チェインを組んでくれるという製品になっております。

つまり、前回は「EQの何Hzを何dBブーストして・・・」みたいに情報のみだったのが、今回は実際にプラグインをいじって音作りをするところまでやってくれちゃいます

さらには作ったエフェクト・チェーンをプリセットとして保存できたりもして、非常に可能性を感じるプラグインとなってますよ!

ちなみに、今回はサウンド・デザインがメインなのでミキシング猫はお休みです。

Meaw:Chain の特徴と機能紹介

まず、インストール時にプラグインフォルダ内をスキャンして【Meaw: Chain】に登録するステップがあります。(自動なので特に何かする必要はありません)

AU、VST3、AAX、どれを使用するかは後から設定で切り替えられます。

使い方

使い方は簡単です。

まずはエフェクトをかけたいトラックにMeaw: Chainをインサートします。(個別のトラック、バストラック、マスターバスなど)

次に、エフェクトをかけたいソースを再生してAI猫に聴かせます

再生を停止するとAI猫が解析してくれて、さあ準備完了。あとは無茶振りしていくだけだ!

ちなみにAI猫は英語しかわかりませんが、翻訳アプリでも十分いけます。

「こんな感じの音にして〜」とか「とにかくかっこよく」みたいなざっくりとした質問から、「EQで中音域を抑えて、ディレイで音に広がりを〜」といったような具体的なものまで何でも大丈夫です。

で、要望を入力するとこんな感じでAI猫がエフェクト・チェーンを組んでくれます。

「もっとこうしてほしい」など、気になる点があればどんどん要望を出していきましょう。

履歴を遡ってこれまで作ってくれたプリセットを簡単に呼び出せる様になっていますので、やっぱり最初のエフェクトチェインがよかったなって時も問題無し。

さらに、AI猫が作ってくれたエフェクトチェーンはプリセットとして保存も可能ですので、気に入って再利用したいものがあったら保存しておきましょう。

それぞれのプラグインはMeaw: Chain内から直接開けますので、ちょっと手動で微調整したい時もいちいちDAW画面に戻らなくても大丈夫です。

また、プラグインの追加や削除、順番の入れ替えも簡単にできます。

その他便利機能

Dry/Wetミックスやオートゲイン、バイパスボタンなんかも搭載されていてワークフロー面での配慮もバッチリですよ。

注意点

あくまでもサードパーティ・プラグインのみ

エフェクトチェーンの対象はサードパーティ製のプラグインのみですので、DAWの標準エフェクトはエフェクトチェーンには含まれません。

ですので、サードパーティ製のプラグインはあまり持っていないって方には旨みが少ない製品になります。

対応メーカー及び製品が限られている

さらには、サードパーティ製だからといって全てのプラグインを使用できるわけでもありません。

公式サイト現在サポートしているメーカーおよびプラグインを確認できますので、購入前に必ずチェックしましょう

リストを見てみると、自社(SAFARI AUDIO)製品以外ですとSoundtoysのプラグインが多く対応していますね。

メジャーどころから順次対応していっている感じでしょうか。

今後もアップデートでどんどん増やしていくそうです。

ほとんどのプロデューサーは、実際に使用しているよりもはるかに多くのプラグインを所有しています。Meawは、サポートされているプラグインをスキャンし、それらを動作させ、システムに既にインストールされているツールから完全なチェーンを構築します。

皆さんもセールで衝動買いしたはいいけど、そのまま存在を忘れていたコンプやリバーブの一つや二つありますよね?

そういった倉庫番と化したプラグインの新たな可能性を見出してくれるかも、ということなんでしょうけど、さすがにFabfilterやSoundtoysのプラグインを購入して忘れ去る人はいないでしょう。

今の所「よくわからないけど、とりあえず安くなってるから買った」みたいなマイナーなプラグインには対応していないため、この辺りは今後対応プラグインが増えていったときに真価が発揮されると思います。

ミキシング猫はお休みです

(サイドチェーンとか複数インスタンスを使って)別のトラックと聴き比べてエフェクトを設定するという機能はないため、あくまでも音作りがメインと思っていいでしょう。

今後その様な機能が実装されればミキシング猫も稼働するかも。

エフェクトチェインの管理はオマケ

ちなみに、猫さんをすっ飛ばして自分でエフェクト・チェーンを組んだり、それを別のDAWで共有したりといったことも可能です。

が、非対応のプラグインはMeaw: Chainのリストに表示されないためチェーンに含めることができないということを考えると、あくまでもその使い方はおまけ程度に思っていた方がいいでしょう。

ぶっちゃけ、エフェクトチェインの管理目的ならマクロも組めるExcite Audio【KSHMR Chain】のような専門のプラグインの方がオススメです。

エフェクト・プラグインのワークフローを大幅に改善してくれるユーティリティ・プラグイン!Excite Audio【KSHMR Chain】レビュー

参考動画

メーカーによる紹介動画

まとめ

といった感じで、時短ツールというよりは、AIとのやり取りで新たなサウンドを発見したり、インスピレーションを得たりする方がメインのプラグインですので、基本的なコンセプトはMeaw:Assistと同じですね。

Meaw:Assistが「この辺りのエフェクトをこんな感じの設定でかけると良いと思うにゃ」止まりだったのが、より進んで「この辺りのプラグイン使ってこんな感じの音にしてみたけど、どうにゃ?」までやってくれるのがMeaw:Chainです。

とはいえ、サードパーティ限定だったり、対応しているプラグインがまだ多くないなど、発展途上な部分も見受けられます。

対応プラグインをたくさんお待ちの方はガッツリAI猫の恩恵を受けられますが、そうでない方は今後の可能性を見越してゲットする感じになると思います。

前作からの間隔が短いのは、対応メーカーの数が増えるのを待っているとリリースのタイミングが分からなくなってくるのと、実際に使ってもらいながら学習させた方が効率が良い、という判断なのかもしれません。

とりあえずリリースして後からブラッシュアップしていく作戦だと思いますので、今後のアップデートが楽しみです!

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