ギターの左手【指の開き方(ストレッチのやり方)】と練習方法

ギターの左手(押さえる方)では、離れたポジションを押さえる時に指を開くシーンがあります。

そんな時の指の開き方について見ていきましょう。

まず重要なのは、指を開くというのは要は距離を稼ぐという認識を持つこと、つまり開き方というのは距離の稼ぎ方になります。がんばって指を開いても、押さえたい指のポイント同士の距離が稼げていなかったら意味がありません。

基本的な距離の稼ぎ方は2パターン

横の拡張

チョキやパーのように指を横に開く(指と指を離す)やり方で、クラシック式のフォームとの相性がいい開き方です。(フォームについてはこちらを参照してください)

この開き方で押さえるとこんな感じになります。

指をずらす方法

指と指は広げずに指をずらして距離を稼ぐやり方で、グリップ式のフォームと相性がいい開き方になります。(フォームについてはこちらを参照してください)

このやり方で押さえるとこんな感じになります。指と指の間はほとんど開いていないのがポイントです。

ずらす方法’

基本的にはずらす方法と同じですが、さらに距離を稼ぎたい時はそこから指を伸ばします。

この方法で押さえた場合はこんな感じになります。かなり体勢を工夫しないと手に負担がかかります。

全てのパターンを1と2の指(指番号についてはこちらを参照してください)でやってますが、他の指の組み合わせでも基本的なやり方は同じです。

どの開き方を使うかは弾くフレーズやコード、フォーム、プレイスタイルなどによってケースバイケースですので、色々試してやりやすい開き方を探してみてください。


指の構造

第3関節(付け根の関節)の動作

横への拡張は主に第3関節から開くことになりますが、この関節は曲げる動作と開く動作を同時にやることはできません

関節をが真っ直ぐになっている時は指が開いていますが、
付け根を曲げていくと、
指の間もだんだん閉じてきます

これがグリップ式のフォームで横への拡張がやりにくい原因です。(フォームについてはこちらを参照ください)

うまく横に広がらない時は、この関節が曲がっていないかチェックしてみると良いでしょう。

関節の番号と手のひら

前項のように第3関節を曲げた状態では指を横に広げられませんが、それでも多少は開きます。

曲げた状態で開くには手のひらの柔らかさが必要です。

そもそも手のひらとは指の一部です。板のようなものではありません。

指の関節番号は指先側から1、2と数えますが、次の画像のように本来の指の付け根は第4関節(手のひらの付け根)になります。(つまり手のひら部分の指(第3〜第4関節)の間も少し開くというわけです。)

オススメのストレッチ

手のひらの柔らかさは指の拡張だけでなくギターの演奏全般で有利ですのでストレッチなどで柔らかくすると良いでしょう。

おすすめは次の写真のように指の第1、2関節だけを曲げた状態で指の間を開くストレッチです。


練習法

ずらす開き方の基礎練習

距離を稼がないといけないシーンは離れたフレットを押さえる時だけではなく離れた弦を押さえる時、つまりはコードを押さえる時も同様です。

ですので、指をずらす練習はコードの練習にもなりますので是非やりましょう。

指先をなんとなく揃えたところから

このようにずらします(1と2の指をずらしました)

これを各指やります。(逆は開く練習というよりもコードの練習になります)

柔軟性と筋トレ

指を開く→柔らかい方がいい→ストレッチをやる、というのは自然な流れです。

もちろん柔軟性はあった方がいいですが、演奏中は左手自力で開かないといけませんので開く筋肉もある程度必要になってきます。

開く筋肉を鍛える筋トレというのも存在しますが、これはやり方を間違えると大変ですので紹介しません。普段から開くやつを弾いていれば少しずつ鍛えられてきますので、それでも十分だと思います。

ちなみにストレッチは、クールダウンとしてのストレッチは右手などを使うものの方がいいと思いますが、練習としてのストレッチはなるべく左手だけでやるものの方が上記の理由から効果は高いと思います

Exercise

開く系の基礎練習は色々ありますが、一番シンプルで覚えやすい練習を紹介します。

クロマチックベースの基礎練習になりますので、演奏スタイルによっては全パターンやる必要はないと思います。