Evertone Project【Metro Plugin】BPMから各ノートの長さ(ms)を計算してくれる便利な計算機。

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今回はEvertone Projectコンプレッサー・プラグインMetro Plugin】の紹介です!

Evertone Pluginは当ブログ初の国産プラグイン・メーカーだと思います。

非常に画期的なプラグインを制作しているメーカーで、詳しくは後述しますが、これまで周波数で語られがちだった音楽を時間的な視点から再アプローチしたものと言えるかと思います。

そんなメーカーの特徴がよく出ているプラグインの一つが、こちらの便利プラグインです!

DTMをやっている人なら一度は「あれ、このテンポ(BPM)だと16分音符は何msになるんだ?」と思ったことがあるのではないでしょうか?

専用のサイトで実際に計算してみたっていう人も多いかもしれません。

コンプの設定の時とか気になりますもんね。

METRO PLUGINは、そういったBPM→ms計算をDAW内で自動で行ってくれる超便利なプラグインです。

さらに、オススメの設定を提示してくれたり、計算された値をプラグインにコピペできたりと、ユーザビリティにも優れていますよ!

EVERTONE PROJECTとは?

※このセクションはEVERTONE EXPANDER / COMPRESSORとまったく同じですので、そちらですでにお読みになられた方はスルーしてください。

音(主にエンベロープ)に力学(主に加速度)の理論を応用するという画期的なアプローチが出発点をなっており、元々はそれを体現したピックアップを開発するために立ち上げられたプロジェクトみたいです。

その後、その理論をギター以外にも応用できるようにと開発されたのが物理エンジンを搭載したEVERTONE PLUGINシリーズということになります。

EVERTONEの歴史

公式WEBサイトに、着想から理論の構築、開発までのアツい想いと歴史が綴られています。

かなりのボリュームですが、音楽をやっている方には非常に興味深い内容となっておりますので、ぜひ読んでみてください。

原理自体は非常に納得のいくものでした。

私はこのアツい長文を使う前に読みましたので、ぶっちゃけ「ハードル上げすぎてないか?」とちょっと心配になりましたが、実際に使ってみると何ら大袈裟ではなかったですね。

それくらい現在のワークフローに大きな影響を与えるような、破壊力のあるプラグインだと思います。

なぜ加速度が重要なのか?

声や楽器が物理現象なのは言わずもがなだと思いますが、音楽の中でもリズムやグルーヴといった部分は特に物理(力学?)的な法則が密接に関わってきます

わかりやすいところでは、ドラマーのスティックや指揮者の指揮棒の動きを見れば簡単に加速度を感じることができると思います。

リズムには加速度があり、加速度があるから人はタイミングがわかり、タイミングがわかるからリズムが取れるというわけです。

簡単な実験としては、誰かに等速度で手を叩いてもらい、それにタイミングを合わせようとしてみるとものすごく難しいのが分かるでしょう。(ま、等速度で叩く方が難しいかもですが)

逆に武術の世界なんかでは、タイミングを悟られないようにタメをなくしたり等速度で動いたりといったことを練習したりするみたいですね。

音楽ではもちろん、一緒に弾く人や聴いている人がタイミング(リズム)を取れないといけませんので加速度というのが重要になってくるわけです。

そして、それはプレイヤー動きのような目に見えるものだけでなく、楽器やスピーカーの振動など、あらゆるところで働いていますので音楽の根幹をなす要素なのです。

それが音のエンベロープとして反映されるはずが、レコーディングの段階で空気などを介することにより弱まってしまうため、加速度を考慮したプラグインで成形しなおそうというコンセプトなのでしょう。

METRO PLUGIN の特徴と機能紹介

使い方

普通のプラグインと同じようにインサートすれば、あとはプロジェクトのテンポと同期して各ノートのmsを自動で計算して表にしてくれます。(DAWによっては少し注意点があるようです)

プロジェクトのテンポと同期させないマニュアルモードで使うこともできます。

マニュアルモードでクリック音を鳴らす設定にすれば普通にメトロノームとしても使えますよ。

選択したノートの速さで振ってくれる機能も付いていますので、地味に楽器の練習にも使えたりするかも。(スタンドアロン版はありませんけどね)

値をクリックすると自動でクリップボードにコピーされます。

アシスト機能

ASSISTボタンを押すと、コンプ、(アップワード)エキスパンダー、バスコンプのオススメ設定を表にしてくれます。

ADVANCEDの方はDRY/WET(パラレル処理)で使う場合のより極端な設定です。

もちろん、これを全てのトラックにコピペすれば万事解決!とはいきませんが、めちゃくちゃ参考になるのは確かです。

まずはアシスト機能が出してきた値をコピペしてみて、あとはそれぞれのトラックの役割を考慮したり、全体のサウンドとの兼ね合いを聴いたりしながら最初の表の値をコピペして様子を見る、という流れが良いと思います。

ちなみに、同社の【EVERTONE EXPANDER】と【EVERTONE COMPRESSOR】には初めからこの計算機が内蔵されていますので、わざわざコピペする必要はありません。

お気に入りのコンプやエクスパンダーでやりたい、と言う時にこの【METRO PLUGIN】が活躍します。

参考動画

デモ動画

まとめ

そういう計算ができるWEBサイトとかもありますが、やはり自動で同期してくれるのでテンポを入力しなくて良いのと、はるかに少ないステップでコピペできるのが便利です。

アシスト機能も値設定の出発点として大いに参考になります。

人というのは、0から自分で作り上げるよりも、すでにあるものにケチを付けていく方が楽なのです。

スタンドアロン版があればメトロノーム・アプリとしてもかなりのものですが、まああくまでオマケですからね。

とはいえ、DAWのテンポは変えずに別のテンポでクリックを鳴らしたい場合もけっこうありますので、そういった時にも便利に使えますよ。

というわけで、DAWに便利な計算機、導入してみてはいかがでしょうか?

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