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かわいい猫耳ロゴながら中身はエレガントなプロ仕様 というフランスのプラグイン・デベロッパー Blue Cat Audio の、ギターのフィードバック奏法やサスティナー的効果を自由に再現できるプラグイン【Blue Cat’s AcouFiend】の紹介です。
上の世代だったらジミヘン、我々の世代から下は「天体観測イントロのあれ」で通じるでしょうか?
キィーンっていう、なんかかっこいいあの音ですね。
本当だったらでっかいアンプである程度の音量で出さないと出来ない奏法ですが、それをプラグインで無理矢理実現しちゃいましたっていうものです。
なので、低音量でもヘッドフォンでもシンセでもキィーンっていうフィードバック効果が楽しめるという、なんともマニアックなプラグインです。
さらに倍音のコントロールも自由にできますし、サスティナー的な使い方も可能です。
フィードバックやりたいけど自宅でそんなでかい音出せないって人、サスティナーの搭載やE-BOWの購入を本気で考えたことがある人は必見ですよ!
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目次
Blue Cat’s AcouFiend の特徴と機能紹介
フィードバックとは?
マイクのハウリングと同じような効果で、ギターを弾く(弦を振動させる)→アンプから音が出る(スピーカーが振動する)→アンプからの音(振動)がギターの弦を振動させる、といった感じのループ状態になるとキーンっていう音が鳴ります。
こうなると弦を弾かなくてもずっと振動していますので半永久的なサスティンも得られます。
なので、ギターの弦を振動させるくらいの音量と、ギターの弦をアンプに向けて近づく必要があるわけですね。
さらに、うまくフィードバックを得られるギターの向きを探したり、欲しい倍音が得られる角度を探したり、アンプにギターをかざしてウロウロする姿は知らない人には怪しい儀式のように映るかもしれません。
「こいつ、ついにイってしまわれた」と思われないため(ではない)開発されたのがサスティナーです。
これは振動装置のようなもので、サスティナーを搭載したピックアップをギターに組み込むことにより、ギター側のみで半永久的(電池がなくなるまで)なサスティンとフィードバックが得られるようになりました。
ギターをいじるのがめんどくさい人は、ピックの代わりの振動装置を弦に近づけることにより演奏できるE-BOWという選択肢もあります。
ちなみに、私はロバート・フリップのファンなので昔サスティナー搭載のギターの購入を考えたことがありますが、ちょうどいいのがなかったので結局E-BOWを購入しました。
E-BOWはピック弾きとの両立が難しいという欠点がありますが、その代わりボウイングのような表現が可能なのでけっこう練習のしがいがあります。
で、ですよ、
もしかしたら、そんなこんなを引っくるめて再現できちゃうプラグインだったりするのかな?
という、高すぎる期待を持って使ってみましたので、何ができて何ができないのか見ていきましょう!
コントロール
使い方としては、エフェクトチェーンの頭にインサートすればOKです。

アンプシミュレーターを使う場合はその前、インストゥルメント・トラックで使う場合はインストゥルメントのすぐ後にインサートしましょう。

では、とりあえず各ツマミの機能をざっと見ていきましょう。
- Dry/Wet・・・原音とフィードバック音のミックス。
- トリガーボタン(真ん中の電源ボタン)・・・オートメーションやMIDIコントローラーに割り当てて使ったりもできる。
- Harmonic・・・フィードバックの倍音を設定できる。
- Fade In・・・トリガーされてからフィードバックがかかるまでの時間を設定。
- Fade Out・・・トリガーをオフにしてからフィードバックが消えるまでの時間を設定。
- Threshold・・・インプット音がこのしきい値を下回るとフィードバックが消えていきます。
- Attack・・・アタックに対する感度を調整。
- Pitch・・・ピッチの変化に対する感度を調整。
- Range・・・フィードバックを得られる音域を制限。
- Transpose・・・フィードバックをトランスポーズすることができます。

フィードバックの倍音を自由に設定できるのが良いですね!
色々細かい設定がありますが、これは好きなようにコントロールできる反面、うまく設定しないと思った通りの効果が得られないということでもあります。
フィードバック状態でのアーミングやベンドはバッチリ!
フィードバック状態からのスライドもちゃんと反応してくれますが、ボウイのHeroesのようなロングトーンでずっと自由にスライドを入れていくようなのは難しいです。
特定の音域のみをフィードバックの対象にしたり、オートメーションでトリガーしたり倍音を変えたりも可能。

シンセでもループでも何にでもかけられますが、やはりギターが一番反応が自然ですね。
プリセット
フィードバック以外にもサスティナーやE-BOW風のプリセットもちゃんと用意されています。

さすが、分かってらっしゃる。
参考動画
まとめ
期待していた効果には一通り対応していました。
が、やはり限界もあります。
実際のフィードバックやサスティナーは弦自体を振動させるので、どれだけ長く音を伸ばしていてもベンドやスライド、ハンマーオン、プルオフ、アーミングといったプレイのニュアンスもしっかりと反映されます。
一方Blue Cat’s AcouFiendは入力された音をトリガーにしてフィードバックのような音を鳴らすような仕組みっぽいので、特に長い持続音では(フィードバック音が鳴っていても実際の弦の振動は減衰して終わっていますので)そこからのプレイのニュアンスは捉えられません。
とはいえ、弦が振動している(入力がある)間はちゃんと捉えてくれますので、それ以上を求めるのは贅沢というものですね。
ついサスティナーよりの評価になってしまった気がしますが、弾いた後キィーンって鳴るような普通のフィードバック効果については問題なくできますのでご安心を。
とりあえずギタリストはぜひ一度試してみてくださいね!
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