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数々の有名なヴィンテージ・シンセを再現してきたイギリスのメーカーGForce Softwareから新製品がリリースされました。
待望の、と言って良いでしょう。みんな大好き【Sequential Prophet-5】です!
言わずと知れたレジェンド・シンセで、78年に発売されて以来数々のアーティストに愛用されてきました。現行製品も変わらぬ人気を博していますね。
もうお気づきかと思いますが、製品名が「Sequential Prophet-5」となっているということは・・・そう、公式エミュレートです!
もちろん名前だけじゃなく、中身も細部の挙動までとことんこだわったようなものになっており、音楽的な楽器として再定義したようなソフトシンセ・プラグインに仕上がっていますよ。
これはProphetファンも納得の出来ではないでしょうか?
わからない用語がありましたらこちらのサイトが便利です!
目次
Prophet-5 の特徴と機能紹介
現行機(Rev.4)の機能
現行機であるRev.4自体がRev.1〜Rev.3をいい感じに復刻したような内容ですので、今回のプラグイン版もそれをベースにしているのでしょうか?
Rev.4に搭載されている便利機能もちゃんと再現されています。
- 実機で使われたフィルターチップ(Rev.1、2→SSM2040、Rev.3→CEM3320)を再現していて、好みに合わせて使い分けることができるスイッチ。(音質はもちろん、カットオフの周波数レンジなんかも変わります)
- 意図的にアナログの不安定さを表現するVintageノブ
- レゾナンスを上げた時に低音のレスポンスが低下するアナログフィルターならではの現象を補完するQ-Compensation。

ちなみに、ポリフォニー及びユニゾンのボイス数は1から10で設定できます。ユニゾンではデチューンもできますよ。
また、LFOにサンプル&ホールドが付いているのも音作りの幅が広がっていいですね。
さらに、A,B二つの独立した音源を持っていて、その二つをレイヤーしてより厚みを増したり複雑なサウンドを作ったりもできます。
音源ごとにパンを振ったり、鍵盤の音域で分割したりといったオプションも用意されていますので、単純に混ぜる以外も色々できますよ。
エフェクト
選択可能なエフェクトスロットが二つと、ディレイ、リバーブが搭載されています。

ABどちらにかけるか(もしくはどちらにも)はエフェクトごとに選べるようになっています。
シンプルながら良い音しますよ。
XLFO & XADSR
好きなパラメーターを独立したLFOとADSRで動かせちゃいます。つまり、パラメーターごとにLFOとADSRが用意されているようなものですね。

ほとんどのノブはモジュレーション可能となってます。
気になるあのプラグインとの比較
Prophet-5ときたら、やはりu-he Reproとの違いは気になるところではないでしょうか。
条件的にはどちらも同じです。
- 5ボイス
- オシレーター1がSawとPulse
- オシレーター2がSawのみ
- フィルターはカットオフのみ
- エフェクトは全オフ

CPU負荷はReproの方が少し高いですが、Reproのマルチコアをオンにすると気持ちReproも方が軽くなるという結果になりました。

どちらも同じProphet-5を基にしていますが、音の傾向ははっきりと分かるほど違いますのでそこまで用途は被らないかも。
Reproの方もTweaksでオシレーターやフィルターなどの設定をいじれますが、基本的な方向性自体が大きく変わるわけではありません。
Prophet-5の方はアナログシンセならではのピッチの揺れなんかもかなり良い感じに再現していますので、味のあるフレーズやハーモニーを作れるのも大きな利点になっています。
一方で、それは「全てのチューニングが平均率にビシッと合っていて欲しい」または「オクターブや5度がうねるのは許せない」といった人にはちょっと気持ち悪く感じると思いますので、そういう方はReproの方が安定して聴こえるかもしれません。
エフェクトのラインナップは違うものの、どちらもエフェクトはかけられます。
いずれのエフェクトもProphetに合わせてアナログ感のある良い音がしますが、負荷を考慮してエフェクトはDAWの方でかけるという方も少なくないかもしれませんね。
モジュレーションに関してはXLFO & XADSRでがっつりと拡張しているGForce Prophet-5の方が圧倒的に自由度が高いです。
公式再現の方が拡張度が高いというのも不思議な話かもですが。
GForce Prophet-5の方はモジュレーション以外にもアルぺジェーターやコード機能なんかも付いています。
ReproもモノシンセのRepro-1(ReproはRepro-1とRepro-5のセット)の方には本格的なシーケンサーが付いています。
参考動画
まとめ
というわけで、まあさすが公式にProphet-5の名前を使っているだけある内容と音ですね!
Rev.4の機能を上手いこと取り入れたり、モジュレーションを拡張したり、と現代的な制作環境もちゃんと意識しているところもさすがです。
エミュレーションものは実機のキャラクターだけではなくエミュレートするメーカーの個性も加味されるため、それも含めて吟味する必要があるところが面白いですよね。
なので、今回のGForce Prophet-5は公式だけあってかなり実機に近い音なのだと思いますが、別のメーカーのエミュレートものの方が自分に好みに合っていると思えば変にこだわらずにそちらを使うのがいいと思います。
個人的には、GForce Prophet-5のどこか影のある深みのあるサウンドは、私の持っているProphet-5のイメージ通りでかなり好みですけどね。
ぜひ皆さんも試してみてくださいね!
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