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圧倒的なコストパフォーマンスを誇るUVIの Orchestral Suite がメジャーアップデートが入り「Orchestral Suite 2」になりました!
UVI Orchestral Suite といえば、本格的なフルオーケストラ音源でありながら2度見レベルの価格と容量で、さらにはソロ楽器や通常オーケストラ以外の楽器も収録されているという、非常にお得なオーケストラ・インストゥルメント・プラグインでした。
それが、今回フルモデルチェンジされたということですが、お値段以上のお得なオケ音源という基本的な立ち位置自体が大幅に変わったわけではありません。
しかしながら、音の方向性としてはかなり変更というか拡充されたので、より幅広い用途で使えるようになっています。
私もライトなものはOrchestral Suite、より本格的なオケサウンドはSpitfireのBBCと使い分けていましたが、今回のアップデートにより用途が少し被ってきた印象を持ちました。
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目次
収録楽器紹介
収録楽器自体はそんなに変わっていませんが、大きく違うのは新たに搭載されたComposer機能です。


Composer
こちらは完全に新機能で、鍵盤一つで複数の楽器を組み合わせたハーモニーを奏でることができるモードになります。
重厚なシネマティックサウンドから繊細なアンビエントパッドまで、曲のスケッチや劇伴なんかに最適ですよ。

8つの鍵盤それぞれに好きなコード、ハーモニーを作れます。

ヴォイシングは最大5つまで重ねられ、さらにそれぞれのヴォイスに好きな楽器を指定できます。
これにより複数の楽器が混ざった複雑なハーモニーを鍵盤一つで実現できちゃうってわけです。
コードネームは自動で設定されますが、非和声音なんかもコードネームに含まれてしまいますので、あまりあてにしすぎない方がいいでしょう。
「サウンドは気に入ったんだけどコード進行はちょっと違うんだよな」という時は、コードのプリセットも沢山用意されていますので、そこから雰囲気に合わせて選ぶこともできますよ。
マスターエフェクトはリバーブ、ディレイとEQの3つ。

Strings
以前はポリ/モノの切り替えはベロシティ/ホイールを選んだ後に切り替える方式でしたが、2では読み込みの時点で選択する方式に変更されています。

旧バージョンのUIはこんな感じ。

新バージョンではアーティキュレーションがだいぶ増えました。そしてなんと言ってもマイクのミックスが搭載されたのが大きいですね。

Color〜DelayのノブとTimbre、FXは全ての楽器にありますので、ちょっと微調整したいなって時に便利に使いましょう。


ストリング・アンサンブルは1が楽器ごとに分かれていたのに対して、2では思い切ってハイとローにまとめてありますね。ちょっとストリングスが欲しい時なんかにも使いやすい仕様です。

ハーモニクスやバルトークピチカートも増えています。

またオクターブが何気に便利ですよ。シングルノートからオクターブにしたら編成が倍になったみたいに聴こえる問題を回避できます。
Brass
金管ソロのラインナップは1と大体同じです。
ホルンではゲシュトップが解禁。

他のトランペットやトロンボーンなどもアーティキュレーションが拡充されています。
アンサンブルの方はこちらもハイとローにまとめ・・・るだけではなく、楽器ごとのアンサンブルも健在です。金管はホルンをはじめ音域以外での使い分けが多いのでこれは嬉しい配慮ですね。
ちなみにハイはホルンとトランペット、ローはトロンボーンとチューバという組み合わせになってます。

Woodwind
木管ソロもラインナップ的には変わらずといった感じです。


フルートのフラッターをはじめ、全体的にアーティキュレーションは拡充されています。スタッカーティッシモなんかも地味にありがたいです。
アンサンブルの方は、これもハイとローの二つにまとめられています。
Orchestra
オーケストラ・アンサンブルは逆に奏法ごとに細かく分かれました。

といっても、読み込んでからキースイッチで切り替えられるからそんなに変わらないんですけどね。

ストリングスのコードのハーモニーなんかも旧バージョンと一緒です。
Choirs
お次はクワイアです。

UIは1の方が荘厳な感じがしますが、音は2の方が遥かに豊かに響きます。

ハーモニーも旧バージョンより違和感なくまとまっていますので、バックに混ぜるだけでなくソロで使っても良さそうです。
Harp
キースイッチは旧バージョンとほぼ一緒です。
音も大体の傾向は同じですが、より太く深みのあるサウンドになっていますのでハープのみをソロで聴かせても綺麗ですよ。

ハープシコード
細やかなデュナーミクを表現できてしまうチェンバロも健在です。
ピアノフォルテがひっそりといらっしゃるなど、キースイッチも音の傾向もほぼ同じではありますが、全体的に華やかなサウンドになっています。

Celesta
チェレスタもハッキリとしたサウンドになった以外は大幅な変更はなし。

Pitched Percussions
マリンバやヴィブラフォンのように音程がある打楽器類ですね。

こちらもサウンドがゴージャスになった以外は概ねそのままです。
Percussions
パーカッション系もサウンドとUIが一新された以外は概ねそのままです。

細かい打楽器のキーポジションなんかも同じですので、旧バージョンで作った曲をそのまま読み込んでも大丈夫です。(ピッチとかは微調整しないとだけど)
Cathedral Organ
パイプオルガンも同じ様な感じですね。

ちょっとペダルボタンの動作が変わったかな?
Classical Guitar
クラシックギターも芯のある音になっていて伴奏でもリードでも使いやすそうです。

容量
容量はだいぶ増えました。
Orchestral Suiteの総容量が約4.6GBとオケにしてはかなり軽量であったのに対して、Orchestral Suite 2はなんと35GB強と普通のフルオーケストラ音源並みの容量になっています。(それでもソロ楽器やその他楽器、マイクポジまで入れてこれなら少ないほうだけど)
ただ、その中の数ギガは旧バージョンのサウンドです。
「あ〜これは1の音の方が合ったと思うんだけど・・」という場合に困らない様に、Xtra Legacy などの名前で Orchestral Suite 1の音も収録されています。
ただ、全部の楽器が収録されているわけではないので、1から2へアップデートした方は一応1を残しておくのをオススメします。
参考動画
まとめ
一通りの収録楽器をざっと見てきましたが、メジャーアップデートに相応しい充実のアップデート内容ですね。
中でも標準のオーケストラ楽器はかなり大幅な変更がされており、オケの楽器をずらっと並べて一からオーケストレーションしていくような作風ではよりリアルなオーケストラ・サウンドに近づけやすくなりました。
が、全体的な音の傾向と、ナチュラルな楽器の音ではないエフェクティブなサウンドもけっこう収録されているあたりを見るに、劇伴やエピック系なんかを意識したアップデートになっているような気がしますね。
そうなってきますと、ポップスやヒップホップなんかのバックで鳴らしたい時などは以前のバージョンのすっきりしたサウンドの方が使いやすかったりもするのですが、その辺りはちゃんと旧バージョンの音も収録されているので抜かりはないです。
これから初めてOrchestral Suite 2を導入する方も、旧バージョンからアップデートされる方も納得の内容と言って良いでしょう!
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