アコースティックギター、クラシックギターの扱い方、保管の仕方、持ち運び方の注意点を覚えよう!

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アコースティックギター、クラシックギターは薄い木の板を貼り合わせて作られています。

塗装が薄いものほど温度や湿度の影響を受けやすく、雑に扱っているとギターの状態が悪くなり、弾きにくくなったり、音に影響したり、また最悪入院(修理行き)となりますので、ぜひ取扱の知識を覚えましょう!

ギターの取扱説明書

今時の電化製品などには「流石にそれくらいわかるわ」と言いたくなるくらい詳細な説明書が付いてくるものですが、基本ギターには説明書らしい説明書は付いてきません。

説明書読む派、読まない派にかかわらず、はじめは早く弾けるようになりたい一心でしょうから、ギターの扱いは2の次の人が多いのではないでしょうか。

しかし、ギターの扱いはギターの状態に影響し、ギターの状態は音や演奏しやすさ(プレイアビリティ)につながります

また、入院(修理)待ったなしのトラブル(割れなど)につながることもありますので、ぜひ扱いの知識も身につけましょう。

保管の仕方

  • ケースに入れておく・・・安全ではありますが、コンスタントに触るためには出しておいた方がいいです。
  • ギタースタンドを使う・・・パッと取れてパッと弾けるのでオススメです。床に置くタイプ、壁にかけるタイプ、色々あります。
  • その辺に立てかける・・・倒れたり、ギターの状態に悪影響を与えたりすることもありますのでオススメしません。

私は壁かけタイプを使っています。

一般的な床置きタイプ 一般的な床置きタイプ

スタンダードなやつ。斜めにボディとネックで支えるため、「ネックが反りそうな気がする」と避ける人も。

床置き吊り下げタイプ 床置き吊り下げタイプ

吊り下げたいけど壁に穴を開けるのはちょっと、という方が選ぶことが多いと思います。

横に複数置けるタイプ 横に複数置けるタイプ

私は使ったことないですが、たくさんギターをお持ちの方が省スペースに置きたい時に使うイメージ。

ボディだけで支えるタイプ ボディだけで支えるタイプ

折りたたんで持ち運びにも便利なタイプ。ネックの反りが気になる方はこちらがオススメ。

壁かけタイプ 壁かけタイプ

私はこのタイプを使っています!

温度と湿度

ギターは主に木で作られていますので、温度と湿度によって木や弦の状態が変わります

極端に暑かったり寒かったり、または急激な温度変化はできるだけ避けるようにしましょう。(夏の車内に放置して壊れるケースなどが多いです)

また、湿度に関しては40%~6、70%内を目安にするといいでしょう。

特に乾燥しすぎると割れにつながりますので、加湿器などで調整しましょう。

人に厳しい環境はギターにも厳しいというイメージで大丈夫です。

持ち運びの仕方

ギターを持ち運ぶ時は必ず専用のケースに入れましょう

ケースはソフト→セミハード→ハードという順番で防御力と安心度が上がりますが、その分重さも増します。

そして、性能が良く軽いものほどお値段も上がります。

冬場など乾燥している時に長距離移動する場合は、少し弦をゆるめた方がいいでしょう。

ギグバッグタイプ ギグバッグタイプ

値段と軽さを重視するならこれ。ある程度クッション性はありますが、安心できるほどではありませんので扱いには気をつけましょう。

セミハードタイプ セミハードタイプ

値段、重さ、防御力を考慮すると一番バランスが良く無難なタイプ。

高級タイプ 高級タイプ

防御力と持ち運びやすさを追求するとこんなお値段になっちゃいます。高級ギター用と思ってもらっていいでしょう。

日常的なメンテナンス方法

弾いた後は専用の布(クロス)で全体を軽く拭くくらいで大丈夫です。

定期的に(少なくとも年に1〜2回)は製作家やリペアマンに見てもらい、常に演奏しやすい状態をキープするとさらに良いでしょう。(自分で楽器の状態がわかるようになったら気になったら持って行くくらいでOK)

ベリーマX素材 ベリーマX素材 ポーラー・フリース素材 ポーラー・フリース素材

クロスも色々な素材がありますので、楽器の塗装との兼ね合いで選びましょう。

弾いた後弦をゆるめた方が良い?

日常的には弾いた後毎回弦を緩める必要はありませんが、何らかの事情でしばらく触れない時は弦を緩め(3~4巻くらい、期間が長い時はもう少し)てケースに保管しましょう。

夏場は乾燥剤、冬場は湿度を調整できるアイテムも使うとさらに安心です。

楽器用湿度調整材 楽器用湿度調整材

ケース保管にはこういう便利なアイテムもあります!

弦は定期的に替えましょう

ギターの弦は消耗品です。

弦交換のタイミングは、音が変わったら弦が錆びてきたら切れたら、の3つがあります。

音色的な寿命で言うと弦のチューニングが狂わなくなったら終了ですが、そのタイミングで毎回変える方は少ないです。

一応ざっくりとした目安としてはこんなところでしょうか。

  • 常にフレッシュな音で弾きたい・・・1ヶ月に1度程度
  • 優等生タイプ・・・3ヶ月に1度程度
  • とりあえず弾ければいいじゃん?・・・錆が見えたら
  • 切れるまで使う・・・ケチ

私はケチなのでコンサートやライブがないとあまり替えないかも・・・

真似しないでね。