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実は私が初めて使ったDAWはCubaseです。
たしかバージョンは3.5で、その後バージョン5前後くらいまで使いました。
別のDAWに乗り換えて離れたわけではなく、やっている音楽がクラシカルよりになったこともあり、DAW自体たまにしか使わなくなったためです。
数年後Studio Oneで本格的にDAW復帰した後、なんやかんやあって今回久しぶりにCubaseにもどってみました。
約20年ぶり!バージョンにして10以上ぶりになりますね。(その間まったくCubaseに触れていなかったわけではないけど)
そんなわけで、早速1曲作りながら色々いじってみましたので、気になった機能などを中心に率直な感想を書いていこうと思います!
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目次
Cubase 14 の特徴と気に入った機能紹介
操作が比較的簡単
まあ、これはMTRから出発したオジサンだからなのかもしれませんが、やっぱり老舗DAWのレコーダー感はおふくろの味みたいでちょっと安心しますね。(Bitwig使っているやつが何言ってるんだ)
ショートカットも比較的分かりやすいので、そこまでカスタマイズする方ではない私的にはポイント高いです。
ただし、できることはトップクラスに多いDAWですので、シンプルで分かりやすいかと言われるとちょっと違うと思います。
分かりにくいのに簡単?
ちょっと意味がわかりませんが、そんな感じです。
エクスプレッション・マップ
Logicなんかにも同じような機能がありますが、キースイッチをいちいちピアノロール上下させながら書いていかなくて済むアレですね。

オーケストラやギターなどのインストゥルメントでよくあるキースイッチ切り替えがめっちゃ簡単、スムーズになります。
凝ったアーティキュレーションを描くハードルが下がりますので表現力がアップ!・・・するかも?
レーン機能
Reason にも搭載されていてめっちゃ便利なレーン機能がCubaseでも使えます。

一つのトラック内に複数のレーンを持つことができるという機能で、タイムライン上では普通のクリップとして移動やコピペができ、レーンを展開すればレーンごとに移動やコピペができるというものです。
ストリングスやドラムトラックなどをレーンごとに分けて録音または打ち込んでおけば、後からトラックを分けたりパターンを差し替えたりするのも超簡単。
充実のエフェクトと強力なコンソール
まず、サードパーティ製のプラグインを自動でジャンル分けしてくれたのに感動しました。

インストゥルメントやエフェクトなども充実しています。
アナライザーとか有料のプラグインレベルのボリュームと自由度ですよ。別のDAWでも使いたいくらい。

コンソールはトラックや表示させるものを変えたやつを複数用意できますので、大規模なプロジェクトでは特に重宝しそうです。

また、コンソールの編集履歴も簡単に辿れるようになっているのはありがたいです。

ハードウェアをプラグイン感覚で使える
ハードウェアシンセをDAWで使うには、通常ですとMIDIトラック(シンセからのMIDIを受け取り録音、シンセに出力)とオーディオトラック(シンセからのオーディオをインターフェース経由で入力)の二つを作る必要があります。
それがCubaseですと、あらかじめ外部インストゥルメントというのを設定しておけば、普通にインストゥルメント・トラックを作成して、インストゥルメント一覧から登録したハードウェアシンセを選ぶだけでソフトシンセ感覚で録音再生ができちゃうという便利な機能が搭載されています。

エフェクトでも同じようなことができますよ。
万能型で大体のことはできる
ビデオファイルの読み込みにも対応していますし、ボーカルの抽出なども付属のSpectraLayersで(かなりの精度で)できます。
他にもオーディオのMIDI変換など、魅力的な機能がたくさん実装されていますよ。
非常にバランスよく作られていて特別尖った部分もありませんので、どんなジャンルや制作スタイルでも有利にも不利にもならない感じです。
その辺りが日本での人気が高い理由の一つかもしれません。
個人的にさすがだなと思った点は、クリップランチャーをLogicやDPみたいに無理に実装しなかったことです。
非常に堅実な考え方でいいなと思います。
イマイチな点
ブラウザ機能が他のDAWに比べると少し使いにくいのと、LiveやFLのようにクリエイティブな面への影響というのも(良くも悪くも)少ないので、サンプルやループがメインの制作スタイルには少し不利になるかもしれません。
あとは、基本的には質実剛健な方向性だと思うので、シンプル、洗練、オシャレみたいなのには無縁です。
参考動画
まとめ
当たり前ですが、昔よりも機能は盛りに盛られています。
が、基本的な部分は変わっていませんので、昔使っていた人は割とすんなり使いこなせると思います。
作り的にはマルチトラックレコーダーに色々な機能がついている感じですので、初めての人でも理解しやすいですし、日本でのシェアが高いのとYamaha傘下なのもあって日本語の情報多いのも有利な点ですね。
音質的には、ハンス・ジマーが「本当に音がいい」「入れたものがそのままの形で出てきて、他のシステム(DAW)のようにカラーリングされない」とインタビューで語っている通りだと思います。
特徴がないのが特徴みたいなところですね。(クリアという意味ではないので注意しましょう。それも含めてのカラーリングなしということです。)
なので、ミキシングなんかもやりやすいですよ。(個人的には過去使ったDAWの中でも1、2を争います)
あと、以前バージョン9前後を使った時よりも動作の重さは感じなかったですし、安定感も向上したような気がしました。(単にマシンスペックの差かもしれませんが)
そんなわけで、方向性のコアな部分がブレないのは長く使う場合は特に重要ですので、そういった意味でも安心して使うことができるDAWですね。
また、制作ジャンルの振れ幅が大きい人や、まだ明確な方向性が決まっていない人なども、とりあえずCubaseを選んでおけば間違いないと思います。
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